先週の流入額上位-「東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジなし)」など4ファンドが新規ランクイン
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2024年12月9-13日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、今年初のランクインとなった「東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジなし)」など4ファンドが新たにランクインした。 「東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジなし)」は日本を含む世界の宇宙関連企業の株式に投資する。宇宙関連企業とは、ロケット等の輸送機や衛星の製造、打ち上げサービス、衛星や地上設備の運営、衛星データを活用した通信・情報サービス、関連ソフトウエア、その他周辺ビジネス等の提供を行う企業を指す。実質的な運用は、米国の資産運用会社ヴォヤ・インベストメント・マネジメント・カンパニーが行う。 同ファンドのほかに新規にランクインしたのは、「次世代米国代表株ファンド」(愛称:メジャー・リーダー)、「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・プラス・オールカントリー)、「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドDコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし)」。順に、今年6月10-14日以来、同11月11-15日以来、同11月25-29日以来のランクインとなった。「次世代米国代表株ファンド」は12月9日に決算を行い、分配金を687円(1万口当たり、税引前)とした。 先週の純資金流入額トップは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」。498億円の純資金流入となり、先々週(12月2-6日)の2位から浮上して、11月11-15日以来4週ぶりのトップとなった。同ファンドのほかには、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)、「楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:楽天・プラス・S&P500)、「iFreeNEXT FANG+インデックス」が先々週に続いてトップ10入りした。 一方、先々週トップ10入りしていたファンドのうち、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」、「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド」、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」がランク外となった。
武石謙作