先週の流入額上位-上位10ファンド中8ファンドがアクティブ、うち5ファンドが米国株ファンド
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2024年11月25-29日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が2週連続のトップとなった。上位10ファンド中8ファンドをアクティブファンドが占め、うち5ファンドが米国株式に投資するファンドとなった。 「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は約265億円の純資金流入となった。同ファンドの他には、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」、「ニュートン・パワー・イノベーション・ファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:電力革命)、「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドDコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし)」、「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」が先々週(11月18-22日)に続いてトップ10入りした。 先週新たにランクインしたのは、「大和住銀 DC国内株式ファンド」と「JPモルガン・アメリカ成長株ファンド(為替ヘッジなし、年1回決算型)」(愛称:アメリカの星)。いずれも今年初めてのランクインとなった。「大和住銀 DC国内株式ファンド」は国内株式を主要投資対象とし、銘柄選択に際してはファンダメンタル価値と比べた割安性(バリュー)を重視する。「JPモルガン・アメリカ成長株ファンド(為替ヘッジなし、年1回決算型)」は米国株式を主要投資対象とする。銘柄選択に当たっては、企業の成長力、競争力、経営陣の執行能力、財務の健全性等を分析し、利益成長力、リスク、市場環境等を考慮して決定する。 一方、先々週トップ10入りしていたファンドのうち、「日経225ノーロードオープン」、「グローバル・オポチュニティ・パートナーズ・ファンド」がランク外となった。
武石謙作