すがちゃん最高No.1「家庭環境のことは誰にも言えなかった」壮絶な生い立ちの裏話とは?【幼少期のこと、中一で一人暮らしになるまで】
「変わった」父親を三者面談に連れて行ったら散々だった
――学校って、三者面談とかありますよね。そのときは? 【すがちゃん】:親が忙しいって言ってひとりで受けてました。進路相談のときはしかたなくて、親父に一回だけ来てもらったんですが。想像通り散々だったんで。ちょっと早めに来たからって教室でタバコ吸ってたりとか。先生は苦笑いも含めて「豪快なお父さんですね」で終わらせてくれて、そんなにトラブルにもならなかったです。 親父も「好きに生きろ」しか言いませんでした。ただ、このカードは1回しか切れなかったですけどね。 ――なかなか大変な中学時代。こんな経験をもとに大人になり、そして人気者になるすがちゃん。後編(★関連記事参照)は家庭環境を初めて人に話した時のこと、大人になってからの家族関係や、その経験から考えたことを伺います。家族のことで悩むみなさんにもとても参考になりますよ! ■著書もチェック 『中1、一人暮らし、意外とバレない』(ワニブックス)1450円+税 ■お話を伺ったのは すがちゃん最高No.1(ぱーてぃーちゃん) 1991年8月21日生まれ。山形県山形市出身。お笑いトリオ「ぱーてぃーちゃん」のツッコミ担当。信子と金子きょんちぃとチャラ男(すがちゃん)のパリピ漫才が人気。『中1、一人暮らし、意外とバレない』(ワニブックス)を出版。 じいちゃん、ばあちゃん、叔母さんのかっちゃん、時々帰ってくる破天荒で明るい親父、そしてすがちゃんの5人家族。それが一人ずついなくなり、中1から一人暮らしするすがちゃんの物語。壮絶な家族関係がやがてすがちゃんの「わらかし」に結びついていく、楽しくて読みやすくて感動する実話です。
取材・文/三輪泉