すがちゃん最高No.1「家庭環境のことは誰にも言えなかった」壮絶な生い立ちの裏話とは?【幼少期のこと、中一で一人暮らしになるまで】
中1一人暮らしで大変だったのは、夜の戸締まり。カマを持った泥棒にも入られて…
――ところが、おじいちゃんが亡くなり、おばあちゃんが施設に入り…………。もともとお父さんは気ままでほとんど家に帰って来ないので、あれよあれよという間に、中1で1人暮らしになってしまったのですよね。大変なことはたくさんあったと思いますが、一番大変だったことはなんですか? 【すがちゃん】:掃除洗濯だの料理だのはあたりまえに大変だったんですけれど、一番いやだったのは泥棒に入られてからの夜の怖さですよね。自分が家にいるときにカマを持ってる泥棒に夜入られたことがあったので、よけいに……。寝る前に家の鍵をすべて自分で閉めるんですが、その時間がめっちゃいやでした。 最悪だったのがキッチンのコンロとかのあるところに、人が出入りできるくらいの大きな出窓があって、お風呂場にもでっかい窓があるので、その窓ふたつを閉めるミッションが本当にいやでしたね……。
料理の知識がなさすぎて、友達の家の母親のしぐさで推測
――料理の仕方などはインターネットや料理本で調べることはしなかったのですか。友達の家でじっと友達のお母様のしぐさを見るとか、涙ぐましい努力をしていましたよね。 【すがちゃん】:あの頃はガラケーでしたし、料理本を見に図書館まで行くのもめんどくさいし、興味があったわけでもないので、自力で行こうと。 それに、基本的な知識がまったくないから調べようがないというのもあります。「だし」って何? くらいなので。料理本を見ても「だし100cc」自体がそもそもわからなくて。そういう意味では、学校から「書道の授業が始まります、筆を用意してください」って言われると、文房具屋さんに売っていることも知らなくて、すごく困ったこともありました。 手作り系も困りましたね。給食袋にワッペンとか名前を縫うとかあると最悪です。自力で縫っていましたが。 給食費とかお金が必要なときはしかたなく叔母さんに連絡して、学校を休むときは福山雅治さんのものまねするとバレないんで……、いや先生は気づいていたと思いますけど、親の声真似して休むやつはゴマンといるので。 まあ、全体で考えると7~8割はなんとかなっていました。