石破氏・菅氏・岸田氏が共同会見(全文1)争点はコロナ対策と経済立て直し
自身が総理に就任したら、政治はどう変わるのか
毎日新聞:では同じく幹事社の毎日新聞、【ミヤジマ 00:16:06】と申します。よろしくお願いします。お三方にお伺いいたします。第2次安倍政権は、森友・加計学園や、「桜を見る会」に見られる政権私物化問題、公文書管理、国会での説明責任など、評価が分かれる点が多くあります。ご自身が総理に就任した場合、政治はどのように変わるのでしょうか。安倍政権のどの部分を引き継ぎ、どこを見直すべきだとお考えでしょうか。国民への説明責任や、政治に対する信頼回復についても併せてお答えください。 菅:私は安倍政権の評価するべき、【まず** 00:16:46】経済政策だと思います。政権発足以来、今日まで日本経済再生最優先で取り組んできました。このアベノミクスという、いわゆる金融緩和、財政出動、成長戦略というこのことを柱として取り組んできた結果として、やはり一番大事なのは雇用だと思ってますけど、働く人たちが減少する中で、差し引き400万人の新たな雇用が生まれてきて、そして有効求人倍率もバブル期を超える高い水準であったわけであります。こうしたこと。 さらに地方の地価が上がってきたっていうことですよね。26年間、地方の地価は下落でした。しかしようやく昨年、27年ぶりに上がり始めた。私、これ、一番うれしかったんですけど、そうした経済政策が、インバウンドとか、そういう中で結構地方に行ってくれるようになった結果だったというふうに思いますけど、今、このコロナでこうしたことが非常に難しい状況。さらに4月から6月期が最悪、最大の悪化してますよね。こういう中でまず今は大事なのは、コロナの中で雇用をまず確保すること。そして事業を推進をすること。そうしたものに給付が今、中心で対応してますけど、こうしたものをしっかりと行き届けるようにする。給付と融資、ここをしっかり行き届くようにすることが一番大事だと思います。そういう意味で安倍政権の中の経済政策というのは、私は引き継いでいきたい。 それともう1つ逆のことでありますけれども、やはり客観的に見ておかしいということであれば、そこはやっぱり見直しをしていくことが、しなきゃならないというふうに思います。文章改ざんについては、二度と再びこうしたことを起こしてはならないというふうに思います。いずれにしろ、こうした問題については謙虚に耳を傾けながら、しっかり取り組んでいきたい。こう思っています。