小池都知事が記者会見10月9日(全文2完)ロックダウンに言及は正しかった
大阪都構想について思うところがあれば
時事通信:時事通信の斉藤です。大阪の話なんですけれども、大阪都構想の賛否を問う住民投票が12日に、来週月曜日ですけれども、告示されます。都構想では吉村知事や松井市長が二重行政が解消されると強調する一方で、住民サービスが低下するとか混乱が起こるのではないかと懸念する声も多くあります。東京都とは歴史的な経緯というのは違うとは思いますけれども、この大阪の都構想について小池知事が思うところがあれば教えてください。 小池:いろいろとこの都構想についてはこれまでもさまざまなトライアルを続けてこられたかと思います。これはまさしく自治でありますので、大阪市民がお決めになることかと思います。この判断で特別区の設置をお決めになるということであります。その動向は都としても注視をしていきたいと考えております。 都の中での特別区の課題もあり、また新たに特別区をつくって進めていく行政もあり、これらについて、また大阪のほうとはさまざま情報交換などもしながら行政がそれぞれの市民にとって、またそれぞれの府民にとって、都民にとって、どういうふうに有効なのかというのは、さまざまな知見の共有というのもあっていいものではないのかなというふうに思っております。
今、学生が置かれている状況をどう見ているのか
テレビ朝日:テレビ朝日の鈴木です。よろしくお願いします。コロナ禍での大学教育についてお伺いします。各大学で後期授業が始まって、一部では対面授業も再開されているようですが、大学としての試行錯誤が続いて、学生からはなかなか通えなくてつらいという声も上がっているようです。知事としては今、学生が置かれている状況、取り巻く環境について、どのように見ていらっしゃるか、お願いします。 小池:大学にいつ入学をするのかっていうのは、そのときのその時代によって大きく変化を受けるわけです。ある時期は大学紛争で入試そのものがなかった時期に当たった人たちもいろいろ人生の中で、大きなそれによってさまざまな影響もあったかと思います。 そういう中で今回コロナによって入学式もないし、それからまだ大学に1回も通ったことがないと。先生の顔も見たこと、オンライン以外で見たことがない。友達がいない。本当にこういう状況など、誰も例えば去年の時点で、受験の時点でも考えもしなかったのではないかというふうに思います。 いよいよ後期に入って対面授業を一部再開している大学もあると聞いておりますけれども、ぜひこうした中でも各大学が感染防止の徹底を図っていただいて、これを学生に促しながら、大学関係者の方々、教育関係の方、これからはハイブリッドじゃないですかねとおっしゃる方は結構多いです。つまりオンラインと対面との組み合わせということで、これが新しい大学の日常になるのかもしれません。新たな授業の仕組みを考えて、そういう部分でも競い合ってもらったらいいのではないかなというふうに思います。 テレビ朝日:ありがとうございます。 小池:最後でお願いします。