小池都知事が記者会見10月9日(全文2完)ロックダウンに言及は正しかった
「もっとTokyo」はどの程度続けたいか
フジテレビ:フジテレビです。2点教えてください。今日、「もっとTokyo」の開始が10月24日からというふうに発表になりましたが、この独自の上乗せというのは、今後の感染状況にもよるかとは思うんですけれど、知事としては例えば年末年始の旅行とか、どのぐらいまでの期間を、予算が決まっているのでそれを使い終わったらという考え方もあるかと思いますが、独自の上乗せはどのぐらい進めていきたいと思っていらっしゃるのかというのを、まず1点目でお願いします。 小池:じゃあまず。やはり観光業というのは、この間、非常に厳しい状況にありました。また、何よりも都民の皆さんも今、各地に出向いておられることかと思います。秋の行楽シーズンということも手伝っているわけであります。そういう中で、観光業や、また都民の皆さんがもうずっとこの間、ある意味ご協力いただいてきた分、楽しんでいただく。それも感染拡大の防止とともに楽しんでいただくという状況が、どちらにとりましてもWin-Winになるように進めていくということだと思います。 ただ、予算のほうは限られておりますので、やはりいつまでというか、それらは今後の状況を見ながら、そしてまた何よりも感染拡大の防止ということには皆さま方のご協力、これは観光される側も、事業者の側もご協力いただいた上で進めていくということになろうかと思います。
はんこレスにする・しないの基準があれば
フジテレビ:もう1つは、今日はんこレスについてもお話があったと思うんですが、一方で国のほうでは上川法務大臣が、婚姻届とか離婚届のはんこもなしでオンライン化を検討しているということ、今日明らかにしましたが、知事としてははんこレスを進めていく上で、こういうものははんこレスにしたほうがいいけど、こういうものははんこレスにしないほうがいいんじゃないかって、何か基準のようなもの、今お考えがありましたらお願いします。 小池:前回、ですから先週だったと思いますけれども、記者会見のほうで、国事行為としての御名御璽という、なかなか難しい字ですけれども、御璽というのは叙勲などのときに国としてというか、そこにそれこそはんこの最たるものでありますけど、これはもうまさに文化などの例に入るんじゃないかというふうに思います。先日、都民名誉賞のときも、あれは東京都知事のはんこなのかな。東京都なのか、ちょっと確認しますけど、そこに文化としてのはんこが押されているわけであります。それらについては文化の部分が大きいというふうに思いますし、ここで公印省略っていうはんこをつくったら笑われるなと思ったりもします。 一方で、私もまだ報道でしか存じ上げないんですけれども、婚姻・離婚届のオンライン化を進めるという話。これはフィンランドやエストニアなど、あれだけオンライン化が進んでいる国があえて、どっちでしたかね、離婚のときかな、両方かな、人生を考えるによく考えなさいという意味で、あえてそれはオンラインから外しているということを聞いたことがあります。ちょっと古い情報なのかどうか分かりませんけれども、それも一理あるなというふうに思いました。 ですからオンライン化というのは利便性の部分と、いろいろなそこに、目指しているさまざまな課題、これらを整理するというところから始める必要があるのではないかなというふうに思っています。確か千葉市も離婚届かなんかは、はんこが必要とか、ちょっと確認しますけれども。だから少しそういう意味での仕分けが必要なのかなというふうに思います。