大阪市・松井市長が定例会見1月27日(全文1)あと2週間で緊急事態から脱出を
高止まりが続く場合、宣言を延長すべきか
読売テレビ:政府の周辺からは緊急事態宣言2月7日までになっていますけれども、1カ月程度の延長という声も聞こえてきていますが、現在のような大阪で高止まりの状態が続いた場合に、緊急事態宣言、さらに延長すべきかどうか、今のところの市長のお考えをお願いします。 松井:だからこれは重症のベッド、中等症のベッドの稼働率次第ですよ。今の時点でいつまで延長とかを言いだすと、みんなもう、なんて言うかな、今頑張ってやってもらってる人の、そういう緊張の糸が切れてしまうというか、もう何やっても一緒やとなってしまうので、とにかく政府の誰が言ってるかは知りませんけど、それは医療現場の状況によっては、それはやっぱり緊急事態という表現の中での社会は続かざるを得んかもしれないけど、とにかくなんとかあと2週間の間に、コロナ以前を取り戻すことは非常に困難、無理です、これは。でもなんとか社会生活、1人1人もう、ステイホームだけではなくて、もちろん感染対策はしながらでも飲食店にも出入りできるような、そういう社会をぜひ取り戻していくためにも協力いただきたい、こう思っています。
ワクチン接種の検討状況を教えて
読売テレビ:まったく違う件になるんですけれども、厚労省のほうからは自治体向けにワクチン接種についても具体的なスケジュールなどを示されたところですけれども、大阪市のほうでは2月1日のチーム発足だったかと思うんですが、現在の検討状況といいますか、大阪市内で接種のイメージ、例えばどんな場所で行うですとか、具体的な接種、高齢者への接種、いつからどれぐらい掛かりそうですとか、今、分かっている範囲で伺えますでしょうか。 松井:まず事業者は決定をいたしまして、想定のスケジュールとして、2月にはシステム改修の準備を行います。それから3月の中旬にクーポンを発送し、3月の下旬から4月ごろには高齢者から接種を開始する予定です。高齢者以外の市民の方にも国の方針の下、速やかに準備をして、順次接種を実施していきたいと、こう思っています。 読売テレビ:接種場所については病院のみで検討なさるのか、集団接種、何か市の施設などを使って行うというお考えなのか、その辺りいかがですか。 松井:これはもう市の施設も使って、集団接種もやります。このシステム改修等で、できるだけそこに密にならないような形で、まずは高齢者の皆さんに安心して接種できる体制をつくっていきたいと思っています。 司会:次の質問をお受けいたします。大阪日日新聞さん。