大阪市・松井市長が定例会見1月27日(全文1)あと2週間で緊急事態から脱出を
スーパーシティ構想、何を目指すのか
毎日放送:はい、幹事社のMBSです。スーパーシティ構想について、あらためてになりますが、具体的にはどのようなビジョンでどんなことを目指していきたいのかというところを、あらためてお聞かせ願えますでしょうか。 松井:規制緩和を利用して、さまざまな最先端のサービスを提供して、未来社会の先取りにしたいと考えています。例えばうめきた2期の地区では、健康データを本人の同意の下に取得をし、その人の健康状態に合ったアドバイスや指導の提供や、エリア内の移動性、快適性の向上につながるパーソナルモビリティの導入などを検討しています。夢洲地区では万博などの建設工事において、最先端技術を活用して、安全かつ円滑に行えるようにしたいと思います。 毎日放送:続けて、事業者の方からのアイデア募集であったりだとか、市民からの意見を求めるということになると思うんですけれども、市民や事業者の方へ呼び掛けたいことは何かありますでしょうか。 松井:このスーパーシティの制度を利用して、さまざまな課題を解決し、市民、府民の生活の質の向上を目指したいと考えています。事業者の方には大阪の課題解決に寄与する民間ならではの最先端で、かつ規制・制度改革を伴う、斬新で実行可能なアイデアの提案をお願いします。市民の方にはフォーラムや提案内容をご覧いただき、忌憚のないご意見をいただきたいと思っています。 毎日放送:幹事社からは以上です。 司会:次の質問、お受けいたします。よろしいでしょうか。読売テレビさん。
緊急事態宣言発出から2週間、今の所感は?
読売テレビ:読売テレビ、上村です。今日で緊急事態宣言の発出から2週間になりますが、繰り返しになるんですけれども、今のご所感と、残りの半分の期間、市民に求めたいことをお願いします。 松井:今、感染拡大基調はなんとか抑え込めていますけども、高止まりしていると。少し患者数が減少してきたとはいえ、減少幅が非常に小さい状況なので、まだまだ、なんて言うかな、ほっとできるような、安心できるような状況ではまったくないと。市民の皆さんには、とにかくあと2週間で緊急事態から脱出しましょうよと。だから、もうここで緩むと拡大基調に、このウイルスというのはすぐに感染、感染力が高いわけですから、緩むとまたこのような制約のある社会生活が続くわけなので、もうぜひあと2週間で終わらせられるように、ご協力をいただきたいと。もう皆さん本当にお疲れだと思いますけど、もうこれ以上長引かさないと。これは感染症ですからね、ゼロはありません。ゼロコロナは。これはもう目指しても無駄。感染症というのはゼロにならないということが、これは今までのインフルエンザでもゼロなんてならないんですから。 ただ、ある程度社会を動かせる、そういう医療崩壊を起こさない、そのような数字に、そのような状況をきちっとハンドリングしていく。そのために今、緊急事態というのを皆さんにお願いしているわけですから、これをなんとか医療崩壊、感染した重症・中等症の患者さんを、ある一定、医療従事者の負担を軽減しながらケアできる、そういう数の中へ、そういう数の中でコロナと、ウィズコロナの時代を過ごすしかありませんから、とにかくあと2週間で、できればもっと早くに緊急事態宣言が解除できるように、もうしばらく、今、高止まりの状況。下がり基調であるけれども下がり幅は小さい。これをなんとか、「大阪モデル」で言う黄色信号になるように、皆さんちょっとここで、もう意識をなんとか継続してもらって、ぜひご協力をいただきたいと、こう思います。