【図解】「強い風」「猛烈な風」…風の強さの基準とは? 想定される被害は?
●台風の風による被害の例
実際に台風による風が甚大な被害をもたらした例には、関西国際空港の滑走路が浸水し、近畿地方で大規模な停電を引き起こした2018年の台風21号があります。この時は、四国や近畿で「猛烈な風」が吹きました。高知県室戸市で最大風速48.2メートル、最大瞬間風速55.3メートル、大阪府の関西国際空港では最大風速46.5メートル、最大瞬間風速58.1メートルを観測しています。 また、千葉県を中心に大規模停電などを引き起こした2019年の台風15号の時は、伊豆諸島の東京都・神津島村で最大風速43.4メートル、最大瞬間風速58.1メートルを観測。島しょ部だけでなく千葉市中央区でも最大風速35.9メートル、最大瞬間風速57.5メートルの「猛烈な風」を観測しました。