小池都知事が記者会見12月11日(全文2)誰もが感染のリスクを持っている
現在の都の感染状況についてどういう認識なのか
東京新聞:東京新聞の岡本です。よろしくお願いします。今日の分科会では感染が急速に拡大しているというステージ3について、その内容を判断して拡大が継続、高止まり、減少という3つに分けて対策を打つべきというような案が示されたということです。 これに関連して知事は、現在の東京都の感染状況について、2週間前と比べてさらに感染の拡大が継続しているという認識なのか、高止まりという状況なのか、もしくは減少の局面に入っているという認識なのか、どういう認識なのかお聞かせください。 併せて、時短営業の要請について今の状況の認識と関連して、どういう状況になれば解除できるのか、もしくはどういう状況であれば延長もやむを得ないというふうにお考えなのかお聞かせいただけますでしょうか。 小池:政府のほうの分科会の分析は参考にさせていただきます。と同時に、東京都でモニタリング会議を設けておりまして、定点的に、また観測および分析を行っていただき、きのうのモニタリングにおきましては、先ほどもご紹介いたしましたように、赤とオレンジという状況が続いてきているということでございます。国のステージ1、2、3、4といろいろありますけれども、中には東京都の分析と若干目安が違うものがあります。療養者数といって出ているけれども、都のほうでは入院と、それから療養者とでばーっと分けて、そこを工夫しながらやっていたりするので、国の分析のそもそものアイテム、項目が若干分かりにくいというか、東京都にとりましても分析のほうが、私ども東京都にとっては分かりやすい部分があろうかと思います。 いずれにしても感染を拡大させないという点では同じでございまして、そのためにも、何度も申し上げておりますように、重症化リスクの高い高齢者の新規陽性者の増加、ここを止めていくという必要があるわけでございまして、そういったところに対しての、また集中的な対策なども講じていく必要があろうかと思います。 また、高齢者、高齢者ばっかり言っていますけれども、中には30代の方で重症化された方も、先々週ですか、報告がありました。結局また基礎疾患をお持ちの方というのは、やはりコロナにかかって重症化しやすいという傾向も報告を受けているわけであります。誰もが感染のリスクを持っているんだと、可能性があるんだということを考えながら対策を打っていただきたいと考えております。認識とすれば、先週のモニタリング会議と同じ、そのままが続いているということだと思っています。