「悪魔の前での失敗」にトイレで泣いた20代を超えて――TBS江藤愛アナを支えるもの
今年の「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン)で3位に躍り出た、TBSの江藤愛アナウンサー(37)。帯番組を抱える平日は、朝2時には出社するなど、超多忙な日々を送る。華奢で小柄だが、仕事への情熱と愛社精神は人一倍。昨年は管理職に昇進し、“女・安住紳一郎”の異名も。TBSのエースは、どのようにキャリアを積み重ね、そしてこれから何を目指すのか。 取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部
働きすぎ? 平日は不規則でも、土日はしっかり休みます
TBSアナウンサー、江藤愛は、月から金までフル稼働だ。 月・火・水は昼の情報番組に出演、木・金は朝の情報番組で司会を務めるほか、さまざまなナレーションも担当。月曜の夜は、「えとちゃん」というキャラクターで音楽生番組を取り回している。 「起床時間はバラバラです。お昼の番組の時は、5時。朝番組の時は、2時には会社にいるので、起きる時間は、もはや朝ではなく夜中になりますよね。夜8時には寝るようにして、午後にお昼寝をすることが多いです。『朝の番組は、起きることが仕事の9割』、やっぱり絶対に寝坊してはいけないという緊張感があって。『よし、今日も起きられた』みたいな、そんな感じです。今日は何時に起きる日だっけ? と思うこともありますが、びっくりするくらい元気ですよ! 丈夫に産んでくれた親に感謝しています(笑)」 「江藤アナは働き過ぎではないか」と一時ネットニュースで話題にもなった。本人は自分の仕事量について、どう考えているのか。
「平日は確かに不規則なんですが、土日はしっかり休んでますから。仕事についても、これは時間的、体力的に厳しいと思うことがあれば、しっかり断っています。私はあまり器用じゃないので、一日にあれもこれも、分刻みでこなすことはできないんですよ。事前に準備する時間も必要ですし、自分の体調が崩れないように管理をしています」 何はなくとも「健康第一」。 若いころは無理もできたが、どんどん慎重になると笑う。 「視聴者の皆さんに安心して見ていただくには、やはり出ている側が健康であることが必須条件。また、生放送では、地震が起こったり、ミサイルが飛んでくるなど、予想外の出来事も起こります。体と心の両方を鍛えておかないと……」