岩佐歩夢、F1アブダビGPのFP1に出走決定。鈴鹿での日本GP以来2度目の公式セッション参加
12月3日、ビザ・キャッシュアップRB F1チーム(RB)はF1第24戦アブダビGPのフリー走行1回目(FP1)に、レッドブルとホンダの育成ドライバーである岩佐歩夢が出走すると、チームのInstagramで明らかにした。 【写真】F1第4戦日本GP フリー走行1回目を走行する岩佐歩夢(RB) F1チームは1台につきシーズン1回、F1参戦2戦以下のドライバーをフリープラクティスで起用しなければならないと、規則で定められている。 RBは第4戦日本GPで岩佐が当時レギュラーを務めていたダニエル・リカルドの車両でFP1に参加。ただ、第23戦カタールGP終了時点では角田裕毅の車両がこの規則を終えておらず、最終戦となるアブダビGPで誰が角田のマシンでFP1に乗るのかが注目された。 そんななか、12月3日の日本時間15時30分にRBはInstagramを更新し、岩佐の写真とともに岩佐のFP1出走を発表した。岩佐にとっては先述した第4戦日本GP以来2度目のFP1出走となる。 大阪府出身の岩佐は現在23歳。2019年に鈴鹿サーキットレーシングスクールフォーミュラ(現:ホンダレーシングスクール鈴鹿フォーミュラクラス/HRS-F)のスカラシップを獲得し、ホンダの若手ドライバー育成プログラムである『ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)』に加入すると、2020年はフランスF4に参戦しシリーズタイトルを獲得した。 2021年はFIA F3に参戦し、同年よりレッドブルの若手ドライバー育成プログラムである『レッドブル・ジュニア・チーム』にも加入。2022年よりF1直下のFIA F2へステップアップを果たすと、参戦初年度はシリーズ5位、2年目の2023年シーズンは最終戦までタイトル争いを繰り広げシリーズ4位となった。 2024年シーズンは欧州をベースとしF1のシミュレーターサポートを担当しつつ、国内最高峰レースである全日本スーパーフォーミュラ選手権にTEAM MUGENから参戦。シリーズ5位の成績を残すと、同年のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。 なお、アブダビGPのFP1は平川亮がマクラーレンから出走することがすでに発表されており、平川と岩佐がアブダビの地で共演を果たすことになる。それだけに、日本のファンにとっては大注目のセッションとなるに違いない。 F1第24戦アブダGPのFP1は12月6日、日本時間18時30分から行われる。60分間のセッションが待ち遠しくなってきた。 [オートスポーツweb 2024年12月03日]