大阪府・吉村知事が定例会見7月14日(全文1)重症病床は目標を上回る580床を確保
さらに増やしてまいりたい
このうち12病院が手を挙げていただきました。一方で38病院についてはできませんという回答があります。これについては、こちらのほうも粘り強く、それは看護師さんが足りません、あるいは動線が確保できません、そういった理由が多いわけですけども、いわゆる医療サポートチームというのをつくって、研修チームをつくって、実際どういうコロナ治療が必要かっていうのも研修してもらって、経験を積んでもらって、こういうことかということで病院に持ち帰ってもらうという、そういったバックアップシステムをつくりましたから。もうすでにそれは動かしています。ぜひそういったものを活用しながら、より1つでも多くの病院にコロナ病床をやってもいいよということで手を挙げていただきたい。その努力をして、これからも続けていきます。 現状ですけど、180の病院がコロナの入院治療に関与をしていただいています。大阪全部でだいたい500病院ぐらいあります。その中で180病院が手を挙げていただいている。また、500病院あるといっても8割は200床以下の、9割でしたかね、9割から8割は200床以下の病院で、実はこれ全国的にも課題なんですけれども、やはりそれほど大規模でない病院が多いという中でもこの180病院が手を挙げていただいているということに、この病院数も増えてきてますので、これをさらに増やしてまいりたいと思います。
大阪コロナ重症センターの第2次募集の結果
これは先ほど申し上げた重点拠点病院、それから重症一体型病院含めてですけども、それぞれの地域ごとにどのぐらいの病院があるかと、拠点病院があるかということですが、これはそれぞれの2次医療圏でおおむねバランスの取れた確保をしているというところです。どうしても大阪市、大阪市の割合も患者発生数に置き換えるとまだちょっと少ないところがあるので、大阪市の病院増やさなきゃいけないわけですが、今回もう手を挙げていただいていますので、2次医療圏ごとにいくとそれなりにバランスの取れたことになっているというふうに思います。 これが今回の結果です。令和3年4月1日、ここでいくと第4波が起きる前、140病院ぐらいでしたが、今はだいたい180病院。約40病院プラスで、新しくコロナ医療をするということで手を挙げていただいています。病床数でいきますと、やはりこの重症病床、非常に多く手を挙げていただきました。第4波の前、令和3年4月、224床でしたけれども、現在は580床まで手を挙げていただいています。そして軽症・中等症病院ですけども、第4波の前、1700床ですが、今は2450床。約2500床になっています。これをなんとか3000床に増やしていきたいというふうに思います。 先ほど申し上げたコロナ治療サポートチームということをつくっています。これは、受け入れ医療機関に対して研修とかスキルアップをするという仕組みをつくっていますので、そういったことをやりながら受け入れ体制の強化を図って、特にこの軽症・中等症の確保に取り組んで、さらなる確保に取り組んでいきたいと思います。 そして大阪コロナ重症センターの第2次募集の結果です。新たに手を挙げていただいた病院がありますので、その報告をいたします。大阪コロナ重症センターが、1次募集、2次募集をやりました。1次募集については野崎徳洲会が手を挙げていただいて20床を、重症を確保するということで手を挙げていただきました。ここについては10月から運用が開始されます。で、第2次募集として、このプレハブ型じゃなくても、院内設置型でもいいのでお願いしますという新たな、情報をちょっと変えて募集をした結果、1医療機関からこの整備計画案が出てまいりました。それが関西医科大学です。