大阪府が重症病床580床確保 吉村知事「医療機関のみなさんに本当に感謝」
大阪府の吉村洋文知事は14日午後、大阪府庁で定例記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大に備え、重症病床を580床確保したことを報告した。吉村知事は「手をあげていただいた医療機関のみなさんに本当に感謝を申し上げます」と話している。 【中継録画】「コロナ重症用で580床を確保した」大阪府・吉村知事(2021年7月14日)
「感染者数を抑えるということも非常に重要なことですが、行政としても病床を確保するというのも非常に重要な役割でもあり責任だと思っている」と吉村知事。会見によると、大阪府内では第4波が起こる前の重症病床は220床だったという。 重症病床の確保の目標数を580床に掲げ、府内の医療機関などに呼びかけた結果、重症病床を580床確保することにつながった。 吉村知事は「人口が(大阪府の)1.5倍の東京都で重症病床は370床、人口がほぼ同じの神奈川県でも199床と、重症病床を増やすのがいかに難しいかという状況ですが、多くの医療機関のみなさんにご協力いただき、確保することができました」と話していた。
また、軽症・中等症の病床については2450床を確保していることも明かした。 ただ、吉村知事は「目標は3000床なので、できるだけ軽症・中等症病院にお声がけをして、なんとか目標の3000につなげていきたいと思っています」と述べていた。