大阪府・吉村知事が定例会見7月14日(全文1)重症病床は目標を上回る580床を確保
医療機関の皆さんに感謝申し上げたい
それから中等症も重症もどちらも診ていただくという病院でマル1と2。マル1というのは、ほかからの、救急も含めて重症の患者さんを診ていただくと。非常に許可病床数も多いような病院だとイメージしていただけたらと思います。それから中等症・重症一体型病院、マル2と。この中等症・重症一体型病院、そして軽症・中等症病院。この4分類に分けました。 結果、重症拠点病院が10病院。そして中等症・重症一体型病院1が19病院。そして中等症・重症一体型病院2、これが46病院。中等症・重症一体型病院でいくと65病院が手を挙げていただきました。われわれが想定する病院数よりも多くの病院が手を挙げていただき、そして、この中等症・重症一体型病院に手を挙げていただいたと思っております。 そして病床数ですけども、重症拠点病院が約230床。これはもう重症だけを診るという病院です。そして一体型病院のマル1が200床、マル2で150床。合計で580床の重症病床を確保いたしましたので、それをご報告します。 そして、本当にこの重症病床確保ってものすごく大変なんですけども、これに手を挙げて、やってやろうというふうに手を挙げていただいた医療機関の皆さんに本当に感謝を申し上げます。ありがとうございます。この重症病院、コロナの重症病床に手を挙げるっていうのはなかなか大変なことです。先ほど申し上げた日本全体の重症病床がどうなっているかというのを見ていただいたら分かるとおり、これは非常に、看護師さんの確保であったり、病院においても負担が掛かる中で重症病床の手を挙げていただくというのは大変なことなわけですが、多くの大阪の病院で手を挙げていただいて580床という500床を超える病床を確保できたことに、まずは医療従事者の皆さん、医療機関に関しては申し上げたいと思います。ありがとうございます。
軽症・中等症については2450床を確保
そして軽症・中等症のほうですけれども、ここについて2450床を確保いたしました。目標は3000床ですので、まだここは3000床の目標に達していません。ここについてはできるだけ、この軽症・中等症病院に1100床確保していますけれども、お声掛けをして、なんとか目標の3000床につなげていきたいと思っています。 合計、重症病床と合わせて3030床ということが、6月15日に依頼して以降、現在において確保できた病床数になります。6月15日の数日前に僕自身も医療協議会、これは実務者会議で、普段、知事は出席しない会議ですけど、そこに出席して、フルオープンでやってもらって、皆さんに見ていただいたとおりですけども、あの会議で要請をお願いした以降、個別にさまざまなお願いもして、これだけ多くの重症病床を確保できたと、病床を確保できたということに、医療機関の皆さん、本当に多くの努力をしていただいたことに感謝を申し上げたいと思います。 そしてもう1つ、病床確保ということで、新規でお願いしてたものがあるんですけども、これはすでにコロナ治療をしてる病院についての病床確保っていうのは当然お願いいている中で、ただ、今コロナ治療はやってないんだけれども、2次救急の医療機関で、かつ内科、呼吸器科がある病院について、50病院については、もうコロナ治療をやってくださいということで要請をかけさせていただきました。ここについて50病院中12病院が新たに手を挙げていただきました。45床確保しました。 まずはやっぱりコロナ病院に手を挙げていただくということが非常に重要です。今回、病床をいろいろ増やす中でも思うんですけども、やはりまずコロナ治療というのは一度やられて、そしてそこから増えてくるということが多いです。まず最初、やっていただくということにぜひ手を挙げていただきたいと思います。コロナについてはもう1年以上たって、だいたいどういうものかも見えてきた。ワクチンも広がりつつあると。特に医療関係者の中にも広がりつつあると。だいぶこの性質も見えてくる中で、指定感染症ではあるんですが、より多くの病院にやっぱり広くお願いしていかないと感染が急拡大したときには難しい状況になってしまいますので、そういった形で、2次救急をしている病院であれば少なくとも病床を持ってくださいということでお願いをしました。