大阪市・松井市長が定例会見8月26日(全文2)党代表として府民におわび申し上げたい
今井府議の辞職について、政治家としてどう思うのか
朝日放送テレビ:ABCの木原です。今井さんの件ですけども、維新のチャーターメンバーでもあり、代表にとっては府議時代から、【十余年来の 00:41:06】お付き合いだと思いますけど、こういう形であっけなく【****00:41:11】政治家として【****迎えた 00:41:12】ことについて、政治家としてどう思われているのかお伺いできますか。 松井:これは私情は一切、もう僕は挟まないと。でも政治家としては、けじめつけたんじゃないかなと思っています。辞めたわけですから。先ほどの質問もあったように、法的責任っていうのはたぶん回避できるんじゃないかなと思います、ルールにのっとって。今年いただいた献金は今年中に収支報告をきちっと出せばいいんだから、12月までに。これがルールだから。 でもやっぱりもう自分自身が闇献金という、自分でそれを言う限り、そういう認識を持ちながら現金を受け取ってしまったんだろうなと。ご本人が言っているんだから。だからそれはもうきちっと辞めるという形で、議員を辞職すると。維新を辞めるだけではなくてね。やっぱり議員を辞職に、自分でやらないかんという、そういうけじめのつけ方をしたんだというふうには思います。 だからもう長年の本当に付き合いです。一緒にやってきた仲間ですから、残念だし、思いはいろいろあるけど、これはやっぱりでも私情を挟まず、きちっと処分もしたいと思っています。
維新に体質的な問題があるのでは
朝日放送テレビ:一方で維新としてはど真ん中にいらっしゃった方で、都構想の法定協の会長でもありましたし、維新の中枢であったわけですよね。そういう方がこういう問題で辞められるということを、維新としても厳しく処分するというのは分かりましたけれども、それで済む問題なんでしょうか。 松井:だから処分、それ以上に何を、法的に処分する権限は僕にはないし。だから今井さんはもう維新としては離党を認めることなく、党紀委員会で処分を決定したいということですから。あとは法的にどうするかとか、罪に問うことはわれわれできませんから、それは司法の判断ではないかなと思います。 朝日放送テレビ:維新の幹部にこういうことが起きるっていうのは、何か維新の体質的な問題があるというふうにお考えにはならないですか。 松井:こういう問題って、わが党だけじゃなくて自民党にもあるし、ほかの党にもあるんじゃないの。同じとは言わないけども、広島のそういう買収の問題もあったし。だから本当に今井さん、どうしたんやっていう思いを持ってるし、そういう話あったときになぜやということも言いましたけども、なんて言うかな、気の緩みというか、なんですかね、だから。でも今回はもう自分に、ご本人は一番、議員を辞めるという一番の責任の取り方っていうのを示してるんで、これからは、われわれは党としては手続きにのっとって処分しますし、あとは法的な問題については司法で判断いただきたいと、こう思います。 朝日放送テレビ:続いて自民党総裁選についてお伺いします。松井代表としては菅総理が総裁を続けられることが好ましいと思っていらっしゃるんでしょうか。 松井:これは、自民党総裁としてお付き合いしてきたんではないんでね。僕がこの間、いろんな形でお付き合いしてきたんは、中央政府の要職、官房長官、総理という今、要職されている中で、やっぱり国と地方の協力をしながらコロナ対策もやってきたし、例えば大阪の場合は、これやっぱり東京一極じゃなくて、2極、経済の極として大阪っていうのもやっぱり力を持つべきだ、力をもっと付けて発揮すべきだということで、観光戦略だとか、それから規制緩和も一緒にやってきましたから。そういう意味で言うと、安倍政権の継承された今の菅政権っていうのは、地方政府のわれわれの立場になると非常に連携をしやすかったと。