大阪市・松井市長が定例会見8月26日(全文1)大規模接種センターで妊婦優先予約枠を設定
大阪市の松井一郎市長は26日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「感染第5波で病床使用率は70%を超えた」大阪市・松井市長が定例会見(2021年8月26日)」に対応しております。 【動画】「感染第5波で病床使用率は70%を超えた」大阪市・松井市長が定例会見(2021年8月26日) ◇ ◇
今まで以上に緊張感を持って感染予防を
司会:それでは市長定例記者会見を開始します。よろしくお願いします。 松井:まず、新型コロナウイルス感染症防止対策のお願いです。現在、大阪ではデルタ株への置き換わりにより第4波を大きく上回る規模で感染拡大が続き、病症使用率も70%近くとなり、守れる命が守れなくなる事態が近づいています。市民の皆さんにおかれましては、今まで以上に緊張感を持って感染予防を行ってください。 具体的には発熱やせきなど、少しでも症状がある場合、早めに検査を受診してください。要請に応じず酒類やカラオケを提供している飲食店等や、感染対策が徹底されていない飲食店等の利用は厳に控えてください。友人等との会食や宅飲み、路上、公園等における集団での飲酒は自粛してください。重症化リスクの高い40代、50代は特に感染予防対策を徹底するとともにワクチン接種に努めてください。 今週月曜日より城見ホールでアストラゼネカ製のワクチンの接種も始まり、来週30日からは新たにOCATの集団接種会場を開設しますんで、それらも利用し接種に努めていただきたいと思います。感染急拡大を早期に食い止め、医療逼迫を防ぐために市民1人1人が自覚を持って、よりいっそうの感染対策の徹底をお願いいたします。
異物混入の可能性のあるロット、市への納入分にも
続いてコロナ禍における妊婦の方の受け入れ病院やワクチン接種についてお知らせをします。まず、新型コロナウイルス感染症で陽性となった妊婦の方の受け入れ病床として、府内では合計57床が確保されています。そのうち出産対応可能な病床は19床となります。大阪府では医療機関に対してさらなる病床の上積みができるように要請をしている状況です。妊婦の方を受け入れる病床については、こうした受け入れ体制を前提として、大阪府の入院フォローアップセンターで調整をしており、本市としても連携をして対応をしてまいります。 またワクチン接種について、インテックス大阪会場で2回目の接種のみの予定であった8月30日から9月26日までの予約枠を拡大し、1回目接種の優先枠を設けることにいたしました。この期間は基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者、保育所などの児童福祉施設等の従事者、幼稚園、中学校等の教職員に加えまして、妊婦の方およびその配偶者の方に優先的に接種を行えるようにいたしました。 また基礎疾患を有する方と妊婦の方は接種に当たっては、まずはかかりつけ医にご相談をいただきたいと思います。インテックス大阪会場は9月26日をもって閉鎖となりますので、その間に1回目接種された方の2回目接種については北区の扇町プール、もしくは中央区の心斎橋BIGSTEPを選択していただきます。接種を必要とされる市民の方により早くワクチン接種をしていただきたいので、ぜひご検討をください。 最後に、本日厚労省のほうから発表されましたモデルナ社製のワクチンの異物混入について、大阪市で検査をした結果、8月6日にインテックス大阪に納品されたものに当該のロットがありました。バイアルからの充填時には複数人で目視をし、目視による確認をしており、異物混入は確認をされなかったために、すでに全員使用しております。現在のところ健康被害の報告はありません。また、現在使用しているワクチンは当該ロットは含まれてはおりません。 次に認知症に関する理解促進の取り組みについてです。大阪市では認知症高齢者数が年々増加をしており、今後も高齢化の進展に伴い、認知症の人の増加が見込まれます。認知症は私たちにとっても身近なものであります。認知症予防の取り組みや早期発見、早期対応につながるためのさまざまな情報を多くの方に知っていただく必要があると考えております。9月は世界アルツハイマー月間、9月21日は世界アルツハイマーデーとされており、本市においても集中的に認知症の普及啓発活動を実施いたします。