ユニクロの真冬アウター、結局どれが“買い”?物価高の時代に頼れる一着をプロが厳選!
【アイテム4】:「シームレスダウンコート」(1万9900円)
ラストを飾るのは、スポーティにもビズにも活躍する「シームレスダウンコート」。そのマットな質感が高見えするのも魅力のひとつだ。中にはフィルパワー750のプレミアムダウンを内包し、ダウン90%:フェザー10%という構成により、軽量性と保温性は先述のダウンアウター3種を超える仕上がりとなっている。 さらに、撥水加工とシームレス仕様を採用することで、防水性・防風性・保温性をしっかりと確保。寒い冬でも安心して着用できる高性能な一着だ。 「保温性を求めるなら全身を覆うダウンコートが最適ですが、その分、どうしても野暮ったい印象になりがちです。その点、このコートはダウン特有の膨らみを抑え、着膨れしにくいパターンを採用しており、ダウンコートながらスタイリッシュなシルエットを楽しめるのが特徴です。また、今期から新たに追加された胸ポケットも、ステッチを利用してすっきり見せる工夫がされており、デザイン性と利便性を両立している点も非常に魅力的です」(スタイリスト・井上さん)。 フードはシーンによってトゥーマッチになることもあるが、脱着可能で襟の中にジップを収納できるため、すっきりとしたスタンドカラーとしても活用可能だ。手首部分には縫い目のないカフスリブを採用し、風の侵入を防ぎつつ熱を逃がさない設計で、今期はさらにフィット感と保温性が向上している。 ひざ下丈で足元まで暖かいのに、スーツやジャケパンにも合わせやすく、ビジネスシーンでも活躍できる1着だ。この機会にぜひ揃えておきたい。 国内外に多数の店舗を展開し、幅広い層から支持を集めているユニクロ。本企画では、様々な視点からユニクロアイテムの選び方や着こなし術を紹介してきた。 その過程で改めて感じさせられるのが、ユニクロが掲げる「人々の生活をより豊かに快適にする」という哲学だ。アウターひとつとっても、2万円以内で手に入りながら、ビジネスにもカジュアルにも使える汎用性を備えている点は、まさに“LifeWear”の名にふさわしい。この冬をどのように過ごすか。まずはお近くのユニクロ店舗や公式オンラインストアを訪ねてみてはいかがだろうか。
<文/TOMMY スタイリング/井上裕介 メイン写真/田中利幸 取材協力/UNIQLO>