ユニクロの真冬アウター、結局どれが“買い”?物価高の時代に頼れる一着をプロが厳選!
【アイテム3】:「シームレスダウンパーカ」(1万4900円)
“これぞダウン”といった見た目が魅力の「シームレスダウンパーカ」をピックアップ。2016年に登場した「シームレスダウン」シリーズは、熱圧着によって羽毛を収納する部屋を形成し、ダウンの羽抜けや冷気の侵入の原因となるステッチを身頃から完全に排除した点が特徴だ。 本モデルも、毎シーズン多くの支持を集めるベストセラーアウターとして知られている。 先述した2着と同様に、フィルパワー750以上のプレミアムダウンを採用。その上、ボディ生地には特殊な撥水加工が施されており、不意の雨でも安心して着用できる。雨粒がコロコロと滑り落ちていく様子は、機能性だけでなく視覚的にも楽しい。 さらにフロントには止水ジップを搭載。シームレス構造との相乗効果で冷気の侵入をしっかり防ぎ、頼れる防寒性能を発揮してくれるのも魅力だ。 「こちらのアイテムで注目すべきは、保温性を追求した細やかなディテールです。特に冷気が侵入しやすい首回りには、クッション入りの襟を採用して隙間をしっかりと埋めることで、ウィークポイントを克服。さらに、立体的なフード構造により保温性が向上し、フードの立ち具合が良いので着用時のシルエットも美しく仕上がっています。そして、腰ポケットの内側には起毛素材を使った袋布を採用することで手先も暖かく、寒がりにはたまらない一着に仕上がっています」(スタイリスト・井上さん)
【アイテム4】:「ウールカシミヤチェスターコート」(1万7900円)
これまでスポーティかつ機能的なアイテムが続いたが、ここで一気に雰囲気を変えて、大人の着こなしにマッチする「ウールカシミアチェスターコート」の登場だ。 名前の通り、ウール90%とカシミヤ10%を混紡した糸を使用することで、上品で柔らかな素材感を実現している。カラーは汎用性の高い3色がラインナップ。デイリーからビジネスシーンまで、幅広く活躍してくれる一着だ。 「使い勝手を重視するならブラックが王道。一方、ビジネスシーンを考慮するならネイビーも捨てがたい。さらに、カシミヤとウールを混紡した上品な素材感を存分に楽しむなら、ブラウンもおすすめですね。どのカラーを選んでも間違いはないでしょう。デザイン面でいうと、適度なラペル幅と2つボタンの絶妙なバランス感がポイント。リッチでクリーンな雰囲気が大人のスタイルにぴったりです」(スタイリスト・井上さん) ラペルドスタイルの無駄のないデザインが醸し出す上品な雰囲気に加え、肩まわりはリラックス感があり、ウエストの絞りがないストンとしたシルエットが特徴。これにより、カッチリ感の強いチェスターコートでありながら、ビズシーンだけでなくクリーンカジュアルな着こなしにもマッチするのが本作の魅力だ。 ボトムスはデニム、チノパン、スラックスなど何でも相性が良い。一見スタイルを選ぶアイテムに思えるが、実は汎用性が高く、コスパにも優れたアウターといえる。