中国船2隻が尖閣周辺領海に侵入「外交ルートで厳重に抗議」松野官房長官会見11月25日(全文)
日本国内に中国の警察拠点設置。主権侵害では
安積:フリーランスの安積です。日本国内において設置されている中国の警察拠点についてお伺いいたします。11月4日付の質問主意書の回答によりましたら、外国またはその機関がわが国の領域内で公権力行使をわが国の同意なく行えば、わが国の主権の侵害と認識するというふうに出ていますが、長官、11月の14日の会見で、この活動については警察庁に聞いてくれとお答えになっています。具体的な活動ではなく、そういった拠点が国内において設置されていること自体、主権の侵害というふうにはお考えになりませんか。 松野:少々お待ちください。主権の侵害に当たるかというご質問でございましたけれども、主権の侵害に当たるか否かにつきましては、具体の状況に即して判断をすべきものと考えておりますので、全体論としてお答えをするのは差し控えさせていただきたいと思います。 司会:申し訳ございません。国会日程がございますので、これで終了させていただきます。申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。 安積:いいですか。 松野:短くでお願いします。 安積:先ほど、中国の海警、船が日本の領海とか接続水域に入ったことは主権の侵害になるわけなんですけども、どうして日本の国内において、公権力の行使を目的とするような警察組織が、外国の警察組織が置かれると、これは主権の侵害になるかどうかっていうのが不明っていうところが、ちょっと分かりにくいんですが、よろしくお願いします。 松野:中国の海警局所属の船舶が日本の領海内に侵入をするというのは、事実をもって明確な、これは主権の侵害に当たると認識をしておりますが、ご指摘の事案に関しましては、どういった具体的な状況等が主権の侵害に当たるかというのは、個別に即して判断をする必要があるということでございます。 司会:申し訳ございません。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】松野官房長官会見11月25日