小池都知事が定例会見3月18日(全文2完)日本こそNATO(No Action Talk Only)だ
措置を解除した判断と理由は
TBSテレビ:まん延防止措置の解除についてでして、きのうの会見で、重症者が抑えられて実際にまん延防止措置の期間で減ってきていますが、まん延防止前の1月20日の病床使用率が28.9%で、都基準の重症病床率が1.8%でした。で、きのうの病床使用率が36.5で重症病床が9.6%でした。いずれも上がっておりますが、その点踏まえて措置を解除した判断と理由について、あらためてお願いいたします。 小池:基本的に国が示す重点措置終了の考え方に基づく指標を全て満たしております。ということから、重点措置の延長をする状況にはないと考えたところであります。数値を今挙げられましたが、それに対応できるように医療提供体制の準備等々も致しております。医療関係者の皆さま方には引き続きお願いをするところではございますけれども、さまざま工夫もしながら、体制を維持していくと。さらに強めるところは強めるという体制で臨んでおります。 TBSテレビ:ありがとうございます。 小池:じゃあ最後、喜田さんと、大丈夫ですか。 男性:喜田さん。お願いします。 新宿新聞:大丈夫です。聞こえますか。 小池:はい。
行程表を作らない理由は
新宿新聞:私の質問は、やはりと言っていい、帰宅困難者のことなんですけども、先ほど知事が一斉帰宅の抑制の件で対策を講じてられるとおっしゃいました。一斉帰宅の在勤者の問題というのは、われわれが議論している帰宅困難者の92万人の外の数字で、帰宅困難者の92万人っていうのは外来者、在勤者ではない外来者があふれ出てる数が92万人だということでございます。 それでまず質問は、今現在、おとといの地震があったときは、時間帯もありましたから大きな混乱になりませんでしたけども、これが勤務、通勤時間直前に起これば大混乱が予想されますが、現在50%ぐらいしか一時滞在施設が確保されていないという、2011年の東日本大震災から11年たっても、まだ5割しか確保されていないというこの現状。これについてのスピード感について、知事はどう思われているのかというのが1点目。 それと、このスピード感を達成するためには、行程表が本来なければいけないんですけども、行程表を作らない理由があるんでしょうか。そこがあれば、その理由を教えていただきたいと思います。 小池:まず首都直下地震などの大規模の地震発生時、都内では今おっしゃった数字よりもっと多いです。517万人、帰宅困難者が発生するという想定を基にして、さまざま対策を講じています。また、おっしゃる92万人というのは、職場や学校などの身を寄せる場のない、買い物客などの行き場のない帰宅困難者ということであります。 今、東京都の防災会議の下で、専門家で構成している地震部会。こちらのほうで、来年度の当初を目途に、都の被害想定の見直しを進めております。これらの総定数に関しても、今回の被害想定見直しの結果を受けて、適宜反映をさせてまいります。これからもこのような、今回、おとといのような地震が残念ながら起こって、それによってさらに対策を進めねばという、今や忘れたころに災いは、災難は忘れたころにやってくるのではなくて、忘れる前にこうやって残念ながら発生をしてしまう。これらのことも踏まえまして、今、地震部会において被害想定、そしてさまざまな対策等、進めていくところであります。 新宿新聞:ロードマップはどうでしょう。 小池:そちらのほうも含めて議論を重ねてまいります。はい、ありがとうございました。そして実行してまいります。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】小池都知事が定例会見3月18日