日銀・黒田総裁会見7月15日(全文2)すでに回復の兆しが見えている
資金繰り支援は続ける必要がある
かつて、そういう議論があったことはあるでしょうし、出口うんぬんというのは当然のことながら、経済が回復し、企業の収益状況も改善していくという下で、大幅な資金繰り支援というものの必要性が薄れていけば、当然政府も日本銀行も出口ということになると思いますけれども。まだ当面は、さっき申し上げた実体経済自体は、かなりのスピードで回復しているように見えますけども、そのスピードでずっといってしまうというんじゃなくて、やはり全体として回復のスピード、テンポは緩やかだということですので、資金繰り支援は、まだかなり続ける必要があるのではないかというふうに思っております。 【書き起こし】日銀・黒田総裁会見7月15日 全文3へ続く