友人は「マイナンバーカード」の再発行に1000円払ったとのこと。私も更新が近いのですが、発行するたびに「手数料」がかかるのでしょうか…?
友人から「マイナンバーカードを再発行するのに1000円払った」というような話を聞いて、「もしかして発行するたびに手数料が必要なの?」と不安に感じた人もいるかもしれません。 ただ、マイナンバーカードの再発行は、条件によって手数料がかかる場合と無料の場合があります。本記事では、マイナンバーカードの基本情報や再発行の手数料について解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
マイナンバーカードとは
マイナンバーカードは、私たちの生活を便利にする身分証明書の1つです。顔写真付きで12桁のマイナンバーが記載されており、ICチップが内蔵されています。コンビニで住民票を発行したり医療機関で保険証として利用したりと、幅広い用途に使えます。 なお2024年12月2日以降、現行の健康保険証は新たに発行されなくなり、マイナンバーカードを健康保険証として利用する「マイナ保険証」が基本となります。マイナンバーカードは私たちの生活により欠かせない存在となるでしょう。 マイナンバーカードを初めて発行する場合、手数料は無料です。申請方法も簡単で、郵送やオンラインで申し込むだけでカードを取得できます。ただし、紛失や破損などで再発行が必要になった場合、手数料がかかることがあるためカードの管理には注意が必要です。
再発行が有料となるケース
マイナンバーカードの再発行が有料となるのは、次のような場合です。 ・マイナンバーカードを紛失したり廃棄した場合 ・マイナンバーカードを破損・汚損して使えなくなった場合 ・有効期間の延長手続きを怠りマイナンバーカードが失効した後に、新しいマイナンバーカードの交付を希望する場合 これらのケースでは、再発行時に1000円程度の手数料がかかります。なお、電子証明書が不要な場合は、手数料が800円に減額されます。
再発行が無料となるケース
一方で、再発行が無料となるケースもあります。次の条件に該当する場合には手数料は発生しません。 ・有効期限が切れるまでに手続きを行い、新しいマイナンバーカードの交付をする場合 ・自然災害など、本人に責任のない事情でマイナンバーカードが使用できなくなった場合 ・表面の記載事項欄が満杯になり、住所や氏名などの追記ができなくなった場合 ・海外から転入し、新しい住所が記載されたマイナンバーカードを発行する場合 これらのケースでは手数料がかかりません。なお、18歳以上の人は発行日から10回目の誕生日、18歳未満の人は5回目の誕生日までがマイナンバーカードの有効期限です。 有効期限が切れる前に自治体から更新のお知らせが届くので、余計な手数料をかけないためにも忘れずに手続きを行うことが大切です。