山際担当相が会見 「まん延防止」17道府県で延長(全文1)基本的対処方針の変更も決定
他のTPP参加希望国にも同様に対応するのか
日本経済新聞:日経新聞の藤田です。TPPに関連してなんですけども、今回、英国と一定程度、ルール分野についてめどが付いたということだと思うんですけども、中国や台湾、韓国も含めてほかにもTPPに参加意向を示してるところあると思うんですが、議長国として今回の英国と同じような対応といいますか、高いレベルでのルールの順守を求めるような対応で今後も臨んでいく方針なのか。他国に対してどういうふうに臨んでいくかっていうのを教えてください。 山際:一言で言えばそのとおりです。われわれはTPPの価値を毀損するようなことは望んでもいないし、やるつもりもありませんので、TPPの価値というのは単に貿易のルールだけではなくて、その他のルールも含めた非常にハイレベルな、ハイスタンダードなものですよね。それが失われるようではなんの意味もありませんし、それこそが価値ですから、それを満たすかどうかということを基準にしてわれわれとしては物事を先に進めていきたいと思っております。 ですからこれはイギリスとて例外ではなく、イギリスもハイスタンダードなレベルでなければ交渉は先に進まないということになると思います。ましてやその他の国々に関してはまだその入り口にも入ってきてないわけですから、当然、同じような扱いになるというふうにご理解いただければと思います。 司会:では、ニコニコ動画さん。
出口戦略は分科会で議論するのか
ニコニコ動画:連日お疲れさまです。ニコニコ、七尾です。よろしくお願いします。コロナに関して2点お伺いします。まず1点目は、新型コロナの感染が収まったあとを見据えた出口戦略について、尾身会長は今後の政府の新型コロナ対策分科会で議論をしたいという考えを示されました。この分科会で議論するということになるのか、そうだとすれば、いつごろから議論を開始するべきだと大臣はお考えなのか。これが1点目です。 2点目は、今回のまん延防止等重点措置を支持する声ももちろんあるんですけれども、一方で、今回の第6波に関しては効果があるとは思えないという国民も少なくないと思います。重点措置の効果の検証について、今までの政権も先送りにしてきたと思うんです、検証について。そろそろ検証すべきではないか。大臣は早期の検証の必要性についてどうお考えかを教えてください。 山際:どちらも必要だと思ってまして、コロナ分科会、出口戦略に関して、これはご議論いただいたほうがいいと思います。早いほうがいいと思います。ですから状況を整えて分科会でご議論いただけるようにしたいと思います。 それと、検証は、実は何をもって検証というのか分かりませんが、日々起きていることをわれわれとしては分析をし、そしてその分析に従って次の手を考えということをやり続けてるわけですね。その分析の部分はまさに検証そのものなので、ですから日々やってるというイメージです。やってるというイメージですが、全体として、要するにミクロでの検証と、マクロで全体としてそれがうまくいったかどうかっていう全体としての検証っていうのはレベル感が違うので、全体としての検証は、やはりオミクロンのことに関しては、オミクロンの山を乗り越えた先でやらないと全体はちょっと語れないと思いますので、出口戦略も含めて全体が見えてきたところで検証といわれるものを、専門家を交えてやることになるんだろうと思います。