“幸運もたらす蝶”を救出したおかげ?全豪OPで大坂なおみが2年ぶりベスト16進出!
14日に予定される4回戦では前回大会で準優勝している、第14シードのガルビネ・ムグルサ(27、スペイン)と対戦する。2016年に全仏オープンを、2017年にはウィンブルドンを制し、世界ランキングで1位に立ったこともある強敵との初対戦に大坂は胸を躍らせる。 「私がまだ若かった数年前に一度だけ、彼女とは芝のコートで練習したことがある。全仏オープンやウィンブルドンで優勝する彼女の姿を見ていたときから、ずっと対戦したいと思ってきました。自分のスタイルに少し似ているし、私にとっては本当にエキサイティングな試合になると思う」 メルボルンを州都とするビクトリア州で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、5日間のロックダウンが行われる関係で、13日から最低でも5日間は無観客での開催が急きょ決まった。 「コート外のことにあまり注意を払っていないし、もともとホテルの部屋から出ないから問題ない。詳しい事情は知らないので、自分自身のことに集中するだけだと思っています」 どんな状況でも意に介さないと前を向いた大坂は、4回戦と重なるバレンタインデーに「あぁ、彼に連絡しなきゃ。思い出させてくれてありがとう」と周囲を笑顔にすることも忘れなかった。2大会ぶり2度目の優勝を目標にすえる過程でムグルサから白星をあげれば、全豪オープンのシングルスにおける通算19勝目となり、杉山愛さんがもつ日本女子選手の歴代最多記録に並ぶ。