1位通過でACL決勝T進出決定の神戸イニエスタが語るアジアで強い理由「メンタリティーが変わった」
YBCルヴァンカップは準々決勝で川崎フロンターレに0-6で大敗し、リーグ戦の上位2位までが出場できる形に今シーズン限定で変更されている天皇杯も戦わずして連覇の夢を絶たれた。もっとも、個人に焦点をあてれば、心身に負荷がかかる過密日程で行われたリーグ戦で26試合、1995分間にわたってプレーしたイニエスタは、言葉通りに昨シーズンの23試合、1926分間をともに上回っている。 グループGの1位通過が決まったことで、4日の水原三星戦はイニエスタを含めた主力組を温存できる追い風も吹く。一転して7日からすべて中2日で続く決勝トーナメント1回戦、準々決勝、そして準決勝へ、コンディションのよさを自負するイニエスタはフル回転を誓う。 注目の決勝トーナメント1回戦はグループHの2位と顔を合わせる。現状ではクラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めたマリノスがトップに立ち、勝ち点3ポイント差で上海上港(中国)が追う。マリノスがシドニーFC(オーストラリア)、上海上港が全北現代(韓国)とそれぞれ対峙する4日の最終節で順位がひっくり返れば、カタールの地で日本勢対決が実現する。 (文責・藤江直人/スポーツライター)