「ディエゴは不滅だ」メッシがペレがクリロナが…マラドーナ氏の死去を世界が追悼
元アルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ氏が25日、アルゼンチンのブエノスアイレス郊外の自宅で死去した。60歳だった。現地メディアなどの報道によると今月3日にマラドーナ氏は、硬膜下血腫の手術を受けていた。手術は成功し11日に退院、その後は施設でアルコール依存症の治療を受けていたが、心臓発作が起きて帰らぬ人となった。世界中から偉大なるスーパースターの死を追悼するメッセージが続々と届けられた。 「マラドーナ2世」と呼ばれ、マラドーナ氏が代表監督を務めた2010年のワールドカップ南アフリカ大会のチームでエースだったバルセロナのリオネル・メッシは、「すべてのアルゼンチン人とサッカー界にとって、とても悲しい日。彼は我々を残していくが去ることはない。ディエゴは不滅だからだ。彼と過ごした素晴らしい瞬間のすべてを守り続け、彼の家族、友人すべてに哀悼を捧げる」と、在りし日のツーショット写真と共にSNSに投稿した。 ブラジルの“神様”ペレ氏はツイッターで「なんて悲しいニュースだ。私は偉大な友人を失い、世界は伝説的な人物を失った。語られるべきことはまだ多くあるが、今は家族に神が力を与えてくれますように。いつか、空の上で一緒にサッカーができることを希望している」と追悼メッセージ。 ユベントスのクリスティアーノ・ロナウドは、ツイッターにツーショット写真と共に「今日、私は友人の1人に別れを告げ、世界も不滅の天才に別れを告げる。歴代最高の選手の1人だ。並ぶ者のいないマジシャン。早く行き過ぎたが、限りない伝説と埋め合わせることのできない喪失感を残している。エースよ、安らかに眠ってほしい。決して忘れられることはないだろう」と投稿した。 優勝した1986年のワールドカップ・メキシコ大会で世界的に有名になったのが、準々決勝のイングランド戦での「神の手ゴール」と「5人抜きゴール」である。その試合の対戦相手としてピッチに立っていたゲーリー・リネカーは、「マラドーナは、他をかなり引き離した形で、我々の世代、そしてほぼ間違いなく歴代最高の選手だった」とコメントした。またパリサンジェルマンのネイマールは、マラドーナ氏と一緒に写る子供の頃の彼の写真をSNSに載せ「マラドーナはサッカー界のレジェンドだ」とツイートした。 またサッカー界だけでなく、陸上のウサイン・ボルト、元NBAのマジック・ジョンソンらもSNSを通じて追悼メッセージを伝えている。