バロンドール受賞のロドリ、「賞により自分が変わらないことを願う」 ヴィニシウスについても言及
スペインメディアの『カデナ・セール』の番組『エル・ラルゲーロ』は22日、マンチェスター・シティ所属のスペイン代表MFロドリが、レアル・マドリードやバロンドールなどについて言及するインタビューを配信した。 現在28歳のロドリは、2023-24シーズンのマンチェスター・シティでプレミアリーグ、クラブワールドカップ優勝を果たし、スペイン代表ではEURO2024で最優秀選手に選出され、優勝に大きく貢献した。 そんなロドリは、レアル・マドリードから獲得を打診する連絡が入ったらどうするかと問われると「史上最高のクラブであり、最も多くの栄冠を勝ち取っているレアル・マドリードから電話がかかってくることが何を意味するのかわかっている。もちろん、光栄なことだよ」と、その重みがわかっていることを説明した。 続けて、9月22日に行われたプレミアリーグ第5節のアーセナル戦(2-2のドロー)で右ひざ前十字靭帯および半月板を損傷し、今季中の復帰は難しいと報じられているなか、自身の負傷の回復状況について問われると「コンディションが良いとき以上にトレーニングをしている。毎日、4時間から5時間かけてね。手術を受け、その3日後から膝の治療プログラムを始めた。無駄にする時間はないんだ。3月か4月頃の復帰を見込んでいる」と、UEFAネーションズリーグ(UNL)の決勝トーナメントやFIFAクラブワールドカップ2025(Mundial de Clubes FIFA 25)の前に復帰を果たしたいとの願望を語った。 また、ロドリがバロンドールを受賞したことについて話題が及ぶと、「受賞するはずがない」と考えていたことを告白。そして、「バロンドールを勝ち取ったからといって、自分が変わらないことを願う。家族にもそう誓った。自分は、インテリジェンスのおかげでここまで来れた。何のために自分を変える必要があるのか。バロンドールは自分の人生の目標ではない」と、栄誉ある賞を勝ち取っても自分を変えたくないと説明した。 その上で、受賞を有力視されながらバロンドールを逃したレアル・マドリード所属のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールついて質問されると、ロドリは「彼は世界最高の選手の一人だ。彼は聡明で、ピッチ上のことに注意を払えば払うほど、より良い選手になることに時間の経過とともに気づいた。他の選手たちと同じように彼にも改善すべき点があるけど、彼は若いし、彼に良いアドバイスをくれる人たちも周りにいるだろう。彼はしっかりとした価値観を持つレアル・マドリードにいる。だから、自分から彼に言えることはないよ」と、ヴィニシウスは今後も成長を続けるだろうとの考えを示した。
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