【空から撮った鉄道】静岡と清水を結ぶ市民の足 静岡鉄道静岡清水線
ほかの空撮業務と抱き合わせで静岡清水線の空撮を
西側から撮影した清水の街並み。静岡鉄道の新清水駅は画面中央からやや右に、JRの清水駅は画面左上に見え、若干離れているのがわかる。画面右下では1000形が新静岡方面へ向かう(2016年11月21日、吉永陽一撮影)。
静岡鉄道静岡清水線は、県庁所在地の静岡市中心部の新静岡駅を起点に、清水区内の新清水駅まで結んでいます。都市間輸送に特化し、2両編成の電車は通勤タイプ。全線複線で、日中でも10分間隔で運行します。静岡鉄道はその昔、静岡市内線、清水市内線、駿遠線、秋葉線といった路線もありましたが、これらの路線は廃止され、現在は静岡清水線のみとなりました。 静岡清水線は全長11kmです。路線としてはさほど長いわけではなく、JR東海道本線と並走する形で路線があり、新静岡駅と新清水駅はJRの駅と若干離れたところに位置しています。上空から見ると、微妙に東海道本線と離れながらも、ほぼ同じラインをなぞって静岡市中心部と清水区内を結んでいるのが見て取れます。JRとは微妙な距離を保っていますね。 静岡清水線の空撮は、毎年秋~冬にかけて静岡県内を空撮する業務があるため、それと抱き合わせて何度かやっています。今回は一気に11kmの全線を空撮した2016年11月21日をメインに紹介しましょう。
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吉永陽一(写真作家)