JR西日本だから鉄分多め?大阪駅直結「最高峰ホテル」の内側 マリオットと組んだ「唯一無二」の特徴とは
今、大阪駅周辺の話題が熱い。2023年3月18日に開業した大阪駅・うめきたエリアにより、関西空港・和歌山方面からの特急が大阪駅に停車するようになったほか、旧梅田貨物駅跡地に出現した広大な芝生広場「グラングリーン大阪」の先行開業など、急ピッチで街の姿を変えてゆく。 【写真を見る】ホテルの通路には鉄道の電線などを支えた「碍子」のオブジェ。フロントは昔の改札、壁面は山陽新幹線のダイヤグラムがモチーフ?あの懐かしの「紙コップ」も ■最もラグジュアリーなホテル そんな中、JR西日本グループで最もラグジュアリーなホテル「大阪ステーションホテル オートグラフコレクション(THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection)」が同エリアにオープンした。
【写真を見る】ホテルの通路には鉄道の電線などを支えた「碍子」のオブジェ。フロントは昔の改札、壁面は山陽新幹線のダイヤグラムがモチーフ? あの懐かしの「紙コップ」も このホテルを手がけるのはジェイアール西日本ホテル開発で、JR西日本エリアの主幹駅周辺を中心に、レストランやバー、婚礼などにも対応する「グランヴィア」、宿泊特化型ながらレジャー利用も意識した「ヴィスキオ」などのホテルブランドを展開している。
今回、同社初の試みとして、外資系ホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルと提携。数あるマリオットブランドの中から、その土地の風土や歴史などをテーマにした個性的なホテルがラインナップする、「オートグラフコレクション」ブランドに参画した。国内では5例目で大阪では初のブランド。「このブランドを掲げるには“唯一無二”であることが必須で、JRグループである我々は、やはり“駅と鉄道”というものがそれにあたると考えました」と佐藤伸二総支配人が話す。
そもそも、自社でもハイクラスホテルであるグランヴィアを展開する中、あえて外資系と提携したのはなぜなのか。 「これまでホテルグランヴィア京都を筆頭に、高級ブランドホテルを手がけてきましたが、さらなるラグジュアリーを目指すことで、ブランド全体の底上げを図りたいという思いがありました。最高峰のラグジュアリーを目指す上で、単なる高級化ではなく、個性を出せるオートグラフコレクションというのは魅力的でした」(佐藤氏)