大阪府・吉村知事が定例会見7月29日(全文6)リニア新幹線建設は進めるべき
万全の態勢で台風シーズンを迎えるに当たっての思いは
Lmaga.jp:エルマガジンの岡田です。風水害対策訓練に関してなんですけども、ちょっと昨年度とはまた違う傾向で水害が結構発生していまして、府民に向けた注意特記やメッセージや訓練、万全の態勢で台風シーズンを迎えるに当たってのその思いなどあればお願いします。 吉村:台風シーズンは必ずやってきます。で、最近はやっぱり何十年に一度の台風といわれているのが毎年のようにやっぱりやってくるという気象の状況も変わってきているという認識も持っています。ですので、あと、その被害ですね。それをある程度、被害というか進路というかそういうのはある程度予測できる、かなり正確に予測できる能力も今、日本では備えていますから、その予測に備えてタイムライン、その時点時点で早い段階でどう行動するのかっていうのを府民の皆さん、市町村の皆さん、府自身、これが一体になってやることによって災害の被害というのは大きく抑えることができると思っています。 松井知事時代に始めて、タイムライン作りましたから、その運用を今年度から始めていこうと思います。併せて、今回コロナというのが乗っかってきましたので、特にコロナ対策を取りながらの避難の在り方、これを一緒に問題意識を持って災害能力を高めていきたいと思っています。
リニア新幹線建設は進めるべきか
横田:フリーの横田一ですけども、リニア新幹線について、15時の会見で国家の経済力を高めると、国が実行できるルール作りをするべきだというふうにおっしゃいましたが、一方で川勝知事、静岡県の知事は【水**01:50:13】の問題、62万人の県民の命が関わっている命の水だということをおっしゃりながら、コロナ禍におけるリニア計画について疑問を提示されていると。安倍総理がリモートワークを進めていることから、必要性、採算性を疑問視しているんですが、吉村知事はコロナ禍、アフターコロナ時代においてもリニア中央新幹線が国家の経済力を高めて進めるべきだというお考えなんでしょうか。それ自体を再検証されるお考えはないんでしょうか。 吉村:リニア新幹線については、東京と大阪を1時間でつなぐというまさに大動脈になります。これは国家の国力を高めるという意味で、この時間でまさに東と西の拠点をつなぐというのは、まさに国力、国家、日本の成長そのものにつながってくるというふうに思っています。だからもちろん、コロナにおいていろんなリモートワーク等々、これはたぶん広がってくるとは思いますが、こういったインフラ、強力なインフラづくり、これは並行して進めていくべきものだというふうに思っています。 横田:コロナ禍で乗客数が減って、赤字垂れ流しのリニアになる恐れについては検証、チェックする必要はないと。カジノも依然として進められるというお考えをおっしゃられましたが、コロナ禍において時代が変わったということを受けてチェック、再検証するお考えはまったくないということなんでしょうか。 吉村:コロナが今起こっているコロナ禍の状況にあります。だから移動を自粛すべきだとかっていうのもありますから、当然、新幹線なんかの利用なんかは減っているとは思いますが、このコロナというのも未来永劫ずっと続く、ウイルスは存続するかも分かりませんが、ワクチン、治療薬等ができて対応ができるという時期も、これは必ずやってくると思います。そうなったときには当然、人々の移動が自由になってくるわけですから。人々の移動が自由になったときには、より速く、迅速に、的確に移動、大都市間でできる新幹線というのは国家50年、100年の計で見たときには必要だと思います。進めていくべきです。 司会:それでは最後のご質問をお願いします。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見7月29日 全文7に続く