ビシエド独白!ドラゴンズでの未来に複雑な思い ファンへの感謝と今の心境を語る
「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」 CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム 【動画】ドラの満塁タイムリー!ファンの割れんばかりの大声援が選手を包み込む!【1分37秒~】 今回のサンドラは、「ビッシー」や「タンケ」の愛称で親しまれるダヤン・ビシエド選手の特集。堅実な守備や打撃の魅力はもちろんのこと、ドラゴンズを愛して髪色も青に染めるようなキュートなキャラクターもあり、ファンから最高に愛されている助っ人だろう。今シーズンから外国人枠も外れて期待度は上がっていたが、球団の変化の中で一軍での出場機会に恵まれない現状がある。ファンとして見ると扱いに納得できないという意見も多くある。ただ、それ以前に本人が語ってくれた言葉をしっかりと受け取ってもらいたい。ビシエド選手の胸の内にあった純粋な気持ちやそれが与えた影響を知れば、我々もまた大切なものに気付けるかもしれない。それではサンドラ独占インタビューで迫っていく。
この2年間「ネガティブになることも」あるが「まだいける」現在の環境とその心中
8月の一番暑さの厳しい季節のナゴヤ球場で、若手選手たちに混じって汗を流すビシエドの姿があった。2年続けて出場機会は減り、35歳のベテランとも言える年齢で本来いるはずの一軍の舞台に現状いなかった。ドラゴンズで9年目のシーズンを迎えるビシエドは、今季一軍の出場は15試合。今年からチームに加入した中田翔や若手とのポジションの兼ね合いで出場機会が減少したことについてこう語った。 ビシエド選手「もちろん僕もときどき、少しネガティブになることもあります。特にここ2年間あまり良い状態ではないので。ただ、今言ったネガティブな感情というのはなるべく考えないようにして、自分のやるべきこと、グラウンドで仕事をするということに集中するように自分に言い聞かせています。」 一昨年まで、ほぼ毎年100試合以上出場し大黒柱としてドラゴンズを支えてきた。そしてこの2年で変化した自身の役割についても受け入れようとしている最中であった。 ビシエド選手「一軍には一軍の優先順位があって、チームのプランがあるということは理解していますし、リスペクトもしているので今シーズンをファームで終えたとしてもそれは受け入れるようにします。ただ、自分としてはまだできる。今35歳なので23、4才の頃と同じというわけにはいきませんが自分としては『まだまだいけるぞ。』という思いは強くあります。いつもそう思っています。いつも。」 その言葉通り、2軍でも打率.290、本塁打6本と格の違いを示している。一軍からの声はなかなかかからないが、腐ることなく準備を続けている。その変わらぬ真摯な姿勢についてこう話す。 ビシエド選手「確かに現実はそうですけど、ネガティブなことに振り回されないよう考えないようにしています。自分自身を落ち着かせて今自分がいる場所で、しっかり仕事をする。それが来年につながるんだと思います。」