小池都知事が定例会見8月20日(全文1)デルタ株はもう皆さんのすぐ隣にいる
繁華街に立ち寄らず真っすぐ帰宅を
そしてこの、あすもう土曜日ですね。そして日曜日、お盆明けから初めての土日、週末を迎えるわけです。先週末はずっとしとしとと雨が降って、また地域によってはもう洪水状態のところ、お見舞いを申し上げたいと思いますが、ただ、関東のほうは先週末と違ってお天気もいいという予報が出ているわけであります。じゃあ先週は外行かなかったから今週、この週末行こうかみたいな形に、ここは抑えていただいて、ここはぐっと抑え込むと。そのことをぜひ皆さんと共に共有をして、抑え込むことにみんなで努力していきたい。また、そのことをご理解いただきたい。やむを得ず、万々が一、やむを得ず外出される場合でも頻度とか人数とか時間、これを半減していただきたいと思います。というかお願いします。 また、夜間繁華街の滞留人口、西田先生からも前回も同じような傾向だったんですが、今、重症者が一番出ている世代っていうのは40代、50代、60代ですよね。その世代の方々が、人流のところのあれあるかな。先ほどのモニタリング会議で、この世代別の分なんですけど、入ってませんかね。そこは世代別で、夜の繁華街の滞留人口を示しておりまして、それも営業だよとおっしゃるかもしれませんけれども、その時間帯に最も、これ、ないのね。40代から60代の方が最も、夜間の繁華街滞留人口で高い割合を占めているということです。仕事終わりには、ここは繁華街に立ち寄らないで真っすぐご帰宅をお願い申し上げます。
フードコートの滞留人口も高い水準に
それから事業者の皆さまに対しましては、人流抑制の要というのがテレワークであります。7月の都内の企業のテレワーク実施率を調べますと、企業数では6割の企業が実施をしていると。ただ、社員数では約5割だという、そのようなことがデータとしてあります。もうひと頑張りの工夫、取り組みということをここでもお願いをしたいし、また、テレワークというのは1つの経営戦略にもなり得るわけで、都でもさまざま支援も行っております。今だからこそ出勤者数の7割の削減を達成していただきたいと思います。 それから同じく人流について、大型ショッピングセンター内のフードコートの滞留人口なんですが、こちらのほうも4月末の宣言中に比べますと高い水準となっているということで、こうした取り組みも踏まえて、都におきましては商業施設などに対して、人と人との距離の確保、これまで1.2メーターと言っていたのを1.8メーターにしてください。それからお店の入場者数を約5割に削減してくださいといったことなど、つまり人と人との距離の確保、それから基本的な感染対策の徹底、それからデパ地下などの入場者の5割削減など、これら対策の柱にしていますけれども、都の職員がそれぞれに出向きまして、約200店舗に直接訪問して、こういうリーフレットを活用して意見交換を行い、また、優良事例の共有などを通じて業界団体の皆さんと連携した取り組みを実施しているところであります。 また、ぜひ、先ほども賀来先生からのお話ありましたように、デルタ株の感染力がもう倍だということを考えますと、各業界で作っておられるガイドライン、これ、もうデルタ株に即したガイドラインにバージョンアップしていただけないでしょうか。1.2のところを1.8の距離に変えたりとか、もうすでにアクリル板やっていますよ、いろいろやってることあるかもしれません。やっておられます。ただ、もう一度、ガイドライン、業界として見直しをして、そしてバージョンアップできるところはしていただきたい。それの例えば確認方法であるとか、もうやってるよではなくて、もう一度、このデルタ株という強力な敵に対しての対策ということをもう一度、練り直していただきたいと、このように強く思います。