小池都知事が定例会見8月20日(全文1)デルタ株はもう皆さんのすぐ隣にいる
東京都の小池百合子知事は20日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池知事、パラ開催「理解いただきたい」 学校連携は「教育的な価値が高い」(2021年8月20日)」に対応しております。 【動画】小池知事、パラ開催「理解いただきたい」 学校連携は「教育的な価値が高い」(2021年8月20日) ◇ ◇
今以上に重要な時期はないんじゃないか
小池:はい、じゃあよろしくお願いします。 毎日新聞:それでは小池都知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。 小池:それではまず今日、2点申し上げたいんですが、コロナの対策、まず申し上げます。現在、わが国はコロナとの戦いの真っ最中、真っただ中であり、かつ最大の危機を迎えているといっていいと思います。都にとりましても今以上に重要な時期はないんじゃないかと。まさに災害級ということを前から専門家の皆さま方ご指摘いただいている。そして医療非常事態ということで先日も私のほうからその旨、都民の皆さん、事業者の皆さんにお伝えをし、また都としましてもBCPなどを計って、そして全庁一丸となって取り組んでいくということであります。 以前から申し上げていることですが、都として死者を出さない、重症者を出さない。このことをまず最優先に考えて医療提供体制の課題解決ということで進めてまいりました。そして今、このような状況にあって、医療非常事態対応体制ということで今、申し上げましたように都庁の総力を挙げて、全庁一体となって、この時期、取り組んでいくということであります。
3週連続で過去最多を更新
先ほどモニタリング会議を開催いたしました。そして専門家の先生方から感染状況、医療提供体制、分析をしていただいて、変わらず最高の高い意であります赤色を引き続きともしていただいております。ここにありますように、ここ1週間の新規陽性者数ですが、7日間平均にしまして4600人。今日の時点では、先ほどもうすでにお伝えしたと思いますが、4721人の数字に変わっておりますけれども、ずっとこのように3週連続で過去最多を更新いたしているわけであります。今日の最新の新規陽性者については5405人ということでありますが、7日間平均としてお伝えしたわけであります。 人流の分析はいつも西田先生から報告いただいているんですが、宣言の直前の7月の初旬と比べますと、この間、約35%下がっているということで、皆さんがそれだけ人流を意識していただいた成果かと思いますが、ただただ、お盆明けの今週、火曜日までは雨が降ってもいたんですけれども、お盆明けから人流は下げ止まっているという指摘をしていただきました。そして賀来先生からは感染力が強いデルタ株への変異、すでに置き換わっているということについても今日もご報告をいただいております。 それから最近、これまで人ごと、自分の周りにそんなかかった人もいないよという方は多かったんですが、これまで感染されていない方も職場とか学校の、あるいはご家庭など身近で感染した人が出てきているというふうに、自分は大丈夫かなというふうに感じる方が実際、増えているかと思います。私もそういう話は耳によくいたします。 よって、デルタ株っていうのはもう皆さんのすぐ隣にいるという意識を持っていただく。そしてそのことが全体として結局、人流を下げたり、それから夜の時間帯、気を付けたりということにつながって、行動変容ですね。そういった状況に今あるのではないか。だからこそお盆明けのこの時期にどうやってみんなで抑え込んでいくかということ、それから人と人との接触を可能な限り減らしていけるかっていうことを、人ごとではなくて自分ごととしてお考えをいただきたい。また、そのようにみんなで意識を共有していきたいと思います。