小池都知事が定例会見8月20日(全文1)デルタ株はもう皆さんのすぐ隣にいる
同居家族が体調不良なら登校控えて
それから学校ですけれども、小中学校や高校についてはもう来週から順次、新学期に入るわけであります。10代以下の家庭内感染が増加をしているという中において、家庭での児童、子供さんの毎日検温をするなど、まず家庭そのもので健康観察をしっかり行ってください。そしてこれは本人はもとより同居家族に体調不良の方がおられる場合は、そこは子供さん自らは元気だけれども、中でちょっと調子が、お父さん調子が悪いよというようなときは登校を控えていただきたい。そして医療機関を受診していただいて、それでしっかりと対策を打っていただく。治療が必要なら治療をする。また、各さまざまな検査などを進めることによって家庭内での感染防止ということにもつながりますので、万全を期していただきたいと思います。 あと、学校によって、学校でもいろんな感染対策行って、学校で最初に登校する際の検温などがすぐできるようになったり、消毒液など置いてあるけれど、だんだん慣れてくるとそこが、確認が少しおろそかになってはいないだろうか。そこも学校ごとにもう一度、ご確認いただきたいし、また児童・生徒の感染状況に応じて、オンラインを活用した分散登校であるとか時差通学、短縮授業などの取り組みをお願いいたします。 それから大曲先生はじめ、本当に皆さま方、臨床やっていただいている先生方には本当に休みなく、猪口先生のところの入院ステーションもそうであります。医療提供体制というのは、今の状況というのは大変厳しいと。重症患者が増加しているという状況を踏まえまして、あらためて都内の医療機関の方々に都としてお願いをいたしております。
中等症病床の一部を重症病床に転換するよう要請
おとといの段階で、都内の医療機関に対して中等症病床の一部を重症病床への転換をお願いいたしております。重症の方が中等症から重症になるとそれだけ医療現場というのは非常に負荷がかかるということは何度もお聞きしておりますし、また皆さんにもお伝えしているわけですけれども、今、この現状に鑑み、医療機関の皆さま方に重ねてのご協力をお願いしているところであります。 それから先日ご案内しました酸素ステーションでありますけれども、あす土曜日、21日に荏原病院で、また、来週の23日に渋谷区にあります都民の城で開設をいたします。それから今後、感染状況や地域バランスなどを考慮しながら、これは酸素ステーションのほう、順次拡大をしてまいります。 それから下の入院待機患者さんを一時的に受け入れているTOKYO入院待機ステーションですけれども、これまでも平成立石、まさに猪口先生のところに大変お世話になっております。この区部における入院待機ステーションに加えまして多摩地域、八王子市内の医療機関で十数床を設置するよう調整をしているところであります。 それから自宅療養者が増えております。その医療体制でありますが、東京都医師会、そして各地区の医師会等のご協力を得まして、電話やオンラインによる診療、そして往診の体制を整備しているところでございます。さらなる強化に向けて、東京都医師会のほうでオンライン診療システムの導入を進めていただいているということでございます。この点についても猪口副会長をはじめとする医師会の先生方には、このオンライン診療をより具体的にどのようにして進めていくかなど、ご協力をいただいておりますので、あらためて感謝を申し上げます。 また、こういう状況で、このコロナに伴って、そういう診療の現場もいろんな変化があるかと思いますけれども、引き続き自宅療養という、その場をより安全の確保ということでご協力を引き続きお願いしたいと思っております。 それから若者対象のワクチンの接種についてでありますが、先日、渋谷で予約なしでということを申し上げたと思いますが、この場所ですけれども、渋谷駅に近い勤労福祉会館で8月の27日から接種を開始いたします。対象は16歳以上で39歳以下の方であります。ぜひ接種券と、それから身分証明書ですね、学生証でもいいです。とにかく身分、自分を証明するものをお持ちください。