小池都知事が定例会見8月20日(全文1)デルタ株はもう皆さんのすぐ隣にいる
攻めと守りの対策で感染収束への確たる流れを
パスポートとか、マイナンバーカードを持っていればそれはそれですし、免許証、いろいろあるかと思いますが、接種券と、それから身分証明、これを持って、予約なしでの接種ということにいたしております。まず1回目の接種を受ける際には、もう2回目の予約をお取りいただくことになりますので、それでしっかり自分の身を守りながら武器となる、それを確保してください。 それから先日も品川プリンスに猪口先生が同行していただきました。抗体カクテル療法という、特に発症して間もない方々がこれを投与されますと、効果があるといわれております、抗体カクテル療法。ワクチンとこのカクテル療法と、両方合わせますと2つの武器を手にしているわけでありまして、これがまさしく攻めであり、もう一段の人流の抑制、それから基本的な感染防止対策による守り、攻めと守りの対策で感染の収束に向けた確たる流れをつくり出していきたいと考えております。 先ほど西田先生のほうからも実効再生産数が1.10というお話がございました。このところ、ずっとその辺りで、かつ高止まりしているという状況は、医療機関の皆さま方に大変負荷をおかけしていると。また、それに関わっておられる方々は毎日何千人という単位で人の世話をしなくてはなりません。自分の健康を守るだけでなく、ご家族を守るためにも、今申し上げましたようなさまざまなご協力をぜひ行っていただくようお願い申し上げます。後ほど先生方から今の件についてのご質問やご報告を、今いただいたほうがいいかな。じゃあそれぞれ今日のモニタリングに関して、大曲先生からお願いできますでしょうか。
災害レベルで猛威を振るっている
大曲:私からです。感染の状況でありますけども、知事のお話のとおりです。毎週毎週、新規の陽性者数、更新、更新を続けているというところです。なかなか抑えが利いてないというところです。かなり厳しいと思っています。これだけの感染の流行というのはなかなか本当に経験したことがない、医療の逼迫の状況、経験したことがないということで、私たちとしては災害レベルでこれは猛威を振るっているというふうに表現をさせていただいていました。 とにかく申し上げたいのは、今、私たちの世代といいますか、40代、50代、60代、自分たちの仲間の社会で一番頑張っている、みんな頑張っていますけども、その世代に人たちが多くかかって、実際集中治療室に行くとそういう方々が苦しんでいらっしゃるという状況が現実にあるわけです。いや、本当にあれは厳しい病気です。ですので、とにかくかからないように努力していただきたいといいますか、ということはお伝えをしたいと思います。防ぐための方法はいろいろなところに今、書かれています。 また、自分がかかるだけではなくて、結局、お話にもありましたけれども、周りの家族にもこれは影響が及びます。一家全体がかかってしまって、家族の様相が一変してしまったなんていうことも聞きます。やっぱりそれはもう医者としては見たくない、避けたいところだと思っておりますので、とにかく自分たちや、そして周りの関係する方々の身を守るため、命を守るために、いかに予防できるかということを、予防するかということをお考えいただければと思っています。私からは以上です。 小池:猪口先生、お願いします。