小池都知事が定例会見8月20日(全文3完)なんのために今、戦っているのかしっかり発信したい
東京都の小池百合子知事は20日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池知事、パラ開催「理解いただきたい」 学校連携は「教育的な価値が高い」(2021年8月20日)」に対応しております。 【動画】小池知事、パラ開催「理解いただきたい」 学校連携は「教育的な価値が高い」(2021年8月20日) ◇ ◇
4割で駄目だったら5割、6割
小池:実際、今、日本のGNP、GDPの各国との比較をしますと、どうも中途半端感がそこに出てきて、経済にとってもプラスではないということ。締めるときはやっぱりびしっと締め、そして緩和するときは、めりはりつけてやるというところが国民の皆さんとも共有できてない部分なのかなというふうに思っております。 まさに試行錯誤、さまざまな例を見ながらということだと思います。いずれにしても武器であるワクチンの接種ということは極めて重要でありますので、4割で駄目だったら、じゃあ5割、6割という。今、まさにそれをやっているところですからね。とにかく皆さん自らが受けることが社会全体へのプラスでもあるという、そういう認識お持ちいただければと思うんですけどね。賀来先生、どうでしょうか。
パラ大会を今、開催する理由は
賀来:いや、今、都知事がおっしゃったように、確かに4割というのはいろんな各国のデータが出てきて、そうなると少し感染者が減ってきたというデータがイスラエル、アメリカ、イギリスでもあったんですけども、やはり今のワクチンを2回打つことで大丈夫ではないかといわれていたことが、いや、やっぱりブースターが必要ではないかと。もちろん、これはWHOもまだ見解は出していませんけども、やはり今、知事が言われたように出口戦略は非常に必要だと思います。 ただ、これは今、東京都も大阪もそうですけど、全国でいろんなデータが出てきて、重症化率はかなり下がると。あるいは亡くなっている方がすごく少ないと。そこのデータをしっかり見極めて、そして出口戦略を立てていくことが必要だと思うんですね。 ですから、今まさに都知事がおっしゃったように、今まだ試行錯誤しているところ。ただ、このデータをしっかりと年代別のワクチン接種率と重症化の率、あるいは今、高齢者の方の重症化の率。そういったものをしっかりと今、これだけ打つ方が多くなってこられていますし、もうワクチンがある、ないっていうのは今までとは全然違う武器なんですけども、この武器をより有効に使うためのデータをしっかりと見ていく時期だろうと思います。その上で出口戦略をしっかりと立てていくということで、もう少し時間が必要ではないかと思います。出口戦略は絶対重要です。 記者:知事と猪口先生に伺います。まず、知事にパラリンピックに関してなんですけど、先ほど開催については理解をしていただきたいというふうに都民への、ということでした。ただ、今なさらないといけないことでしょうかというふうに外出の自粛を都民に求めていらっしゃいます。パラリンピックで大勢の人が移動する中での、都民からはこのメッセージに矛盾を感じているという声もありますが、パラリンピックを今、開催する理由についてあらためて分かりやすく教えてください。 小池:私。はい。ほかないですよね。まず、パラリンピックをこの時期に行うということで準備もし、そしてまた4者協議ですでに決まっていることであります。一方でコロナの状況が厳しいという中ではございますけれども、しかしながらオリンピックで重ねたさまざまな知見をベースにしながら、また、アスリートの皆さんや関係者の皆さんのご協力でもって大会を安全に開催をするということは、NHKなどをはじめ皆さんが、これから画面でいろいろと、人間の挑戦がここまでできるんだということなどを確認していただければ、ご理解も進んでくるかというふうに思っております。