スペイン紙も怪我から復帰した久保建英の移籍後初ゴールを絶賛「日本の魔法使い」「スーパースターを演じる」
加えてFC東京からレアル・マドリードへ電撃移籍し、武者修行のために期限付き移籍で加わったマジョルカを1部残留に導けなかった、2019-20シーズンの悔しさをいまも抱いているのだろう。アトレチコ撃破が保有元のレアル・マドリードを援護射撃した、という論調に久保が抱いた率直な思いを、前出の『マルカ』は伝えている。 「彼らを助けることができるのならば、それは喜ばしいことだと思う。ただ、いまはマジョルカの一員なので、マジョルカのことだけを考えている」 スペイン全土を驚かせた移籍後初ゴールもすでに通過点。アトレチコ戦終了時で12位につけたマジョルカをひとつでも上の順位へ導き、今シーズンこそ残留させるために。復活を遂げた日本の至宝の視線はセルタ・デ・ビーゴを、ホームのエスタディ・デ・ソン・モイシュに迎える日本時間11日未明キックオフの次節だけを見すえている。 (文責・藤江直人/スポーツライター)