Yahoo!ニュース

横山信弘

横山信弘認証済み

認証済み

経営コラムニスト

報告

見解車は一般消費財ではあるものの、住宅と同じように高額だ。したがって他の消費財とは大きく異なる点がある。にもかかわらずマーケティングの4Pで考えた場合、Product(製品)、Price(価格)、Place(チャネル)、Promotion(プロモーション)のうち、製品、価格、プロモーションにばかり焦点を合わせてしまう。 しかし衣類や食品と異なる。流通チャネルの力が大きく影響を及ぼすのだ。つまり人と人との接触による販売活動(商談)である。その点、トヨタの販売力は強大だ。「売込み」が強いわけではない。販売店が顧客と関係を築く力、信頼を勝ち取るコミュニケーション技術が極めて高いということだ。 商品力は模倣できても、「人」による販売力はそう簡単にコピーできない。中長期にわたる啓蒙と教育が必要だからだ。ホンダと日産は連携して販売チャネルの底上げも意識してもらいたい。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 浦上早苗

    経済ジャーナリスト/法政大学MBA実務家講師

    解説ホンダも日産も今年、中国で工場を閉鎖しました。三菱自は昨年中国での生産から撤退しています。 日本メー…続きを読む

  • 井上久男

    経済ジャーナリスト

    補足中国では23年時点で新車販売3000万台に占めるEV比率が22%あり、EVの販売規模は日本の新車市場…続きを読む

コメンテータープロフィール

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

関連リンク(外部サイト)

横山信弘の最近のコメント