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山脇由貴子

山脇由貴子認証済み

認証済み

元東京都児童相談所児童心理司 家族問題・心理カウンセラー

報告

補足児相勤務時代にも、きょうだい間差別をする親はいました。なぜ1人だけを可愛がれないのか、虐待する親自身にも分かっていない事もあり、「ただただ、この子だけが憎たらしい」という親もいました。標的になっている子どもにだけ食事を与えなかったり、その子にだけおもちゃを与えないなどの他、保育園で一生懸命作った作品やおもちゃを親が捨ててしまうという事例もあり、園の先生達はあまりに可哀想、と園で管理していました。何より、やはり連れ子に愛情を注げないという親もいました。もちろん、実子でなくても愛情を注げる親がいるのも事実です。ですが、この事件の母親が殺すほどまで暴力を振るったベースにはその瞬間だけでない、長期間に渡る強い怒りがあったように思います。父親である夫は気づけなかったのか。それはとても残念です。そして被害に遭った娘は、誰かに相談出来なかったのか。子どもがSOSを出せる場所。その必要性を改めて考えます。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 一杉正仁

    医師/滋賀医科大学教授

    見解そもそも虐待をする親は、怒りの衝動を抑えることができないことが多いです。さらに、自分の産んだ子供では…続きを読む

コメンテータープロフィール

山脇由貴子

元東京都児童相談所児童心理司 家族問題・心理カウンセラー

都内児童相談所に19年間勤務。現在山脇 由貴子心理オフィス代表

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