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山脇由貴子

山脇由貴子

認証済み

元東京都児童相談所児童心理司 家族問題・心理カウンセラー

報告

補足区の最初の調査では虐待の事実は確認出来なかったという事は、やはり子どもの言い分だけでは職員を処分はできないという事です。子どもの言い分は曖昧で事実かどうか分からない、幼ければ幼いほどそう思われがちです。今回の事件で暴行の事実が発覚したのは、容疑者本人も事実を認めていますが、何より防犯カメラの映像が大きいでしょう。親が子どもを安心して任せられるはずの保育園。それなのに、今後はますます防犯カメラを望む声が増えてゆくのではないでしょうか。それも防犯の為だけではなく、職員の子どもへの接し方を監視する為に。機械が人間をチェックしなければならない環境。それは子どもにとって安全な場所ではありません。改革には職員採用方法を変えるしかないと思いますが、それもAIに頼る、などの時代になってしまうのかもしれません。人間の本質を見抜く。それが子どもを守る課題、その方法は模索し続けなければなりません。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 高祖常子

    子育てアドバイザー/キャリアコンサルタント

    解説今回は子どもが自分で伝えることができ、保護者があざを見つけることができたのでよかったですが、まだ話す…続きを読む

  • 岡部卓

    岡部卓

    認証済み

    新潟医療福祉大学教授・東京都立大学名誉教授

    補足保育士の虐待行為は許されない行為であるが、保育士個人の問題にとどめてはいけない。虐待が起きた背景には…続きを読む

コメンテータープロフィール

山脇由貴子

元東京都児童相談所児童心理司 家族問題・心理カウンセラー

都内児童相談所に19年間勤務。現在山脇 由貴子心理オフィス代表

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