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山口真一

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授

報告

解説人は同質性を持っており、自分の考えと近い意見・情報を好む傾向にあります。情報や人であふれるインターネット上では、人々は常に繋がる人や見る情報を選別しています。その過程で、自分と近い考えの人ばかりをフォローするなどで、同じ意見ばかりに触れる事で、視野が狭まり意見が極端化するーーこれがエコーチェンバー現象です。 アルゴリズムもそれを助長します。SNSや動画サービスでは、そのユーザが好みそうなコンテンツが優先的に表示されます。その結果、同じ意見にばかり触れることになり、エコーチェンバー現象と同じ結果をもたらします。 残念ながら、意見が極端な人同士では議論になりません。ハナから相手は間違っていると思い込み、否定することしかしないからです。このような状況を、インターネット上では頻繁に見ます

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コメンテータープロフィール

山口真一

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授

1986年生まれ。博士(経済学・慶應義塾大学)。専門は計量経済学、ネットメディア論、情報経済論等。NHKや日本経済新聞等のメディアに多数出演・掲載。主な著作に『正義を振りかざす「極端な人」の正体』(光文社)、『なぜ、それは儲かるのか』(草思社)、『炎上とクチコミの経済学』(朝日新聞出版)、『ネット炎上の研究』(勁草書房)等がある。他に、東京大学客員連携研究員、日本リスクコミュニケーション協会理事、シエンプレ株式会社顧問、クリエイターエコノミー協会アドバイザー等を務める。

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