解説人手不足対策として期待できる面はあるものの、現状では遠隔からの監視や緊急時の対応にスタッフが必要で、普通に人間が配達したほうが低コストと考えられます。 この点は運営側も承知しており、今後10年は人間の配達員が主役とみています。ロボットには人間を置き換えるのではなく、配達員が足りない時間帯や悪天候時などに補完する役割が期待されています。 玄関のドア前まで届ける能力はなく、その割に料金は人間と同じなので、利用者にとっての直接的なメリットは「チップ不要」ぐらいかもしれません。ただ、深夜など人間の配達員に会いたくないといった状況でもロボットなら安心できるといった声はあるようです。
コメンテータープロフィール
(やまぐち けんた)1979年生まれ。10年間のプログラマー経験を経て、フリーランスのITジャーナリストとして2012年に独立。主な執筆媒体は日経クロステック(xTECH)、ASCII.jpなど。取材を兼ねて欧州方面によく出かけます。
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