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山口健太

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ITジャーナリスト

報告

COCOAには不具合が多発していますが、接触確認のコア機能はアップルとグーグルが共同開発したものがAPIとして提供されており、これ自体はしっかりと作り込まれていたようです。 このAPIを利用し、通知やデータ保存を担っていたのがCOCOAですが、実装ミスや実機テストの未実施といった問題が重なり、不具合報告も放置されていました。アップルとグーグルがせっかく用意してくれた機能を、日本では活かせていなかったといえます。 発注や検収に問題はなかったか、厚労省が責任を問われることは避けられない状態です。その一方で、スマホを利用した接触確認自体には有効性があると考えられます。いったんアプリを削除してしまった人も、改めて入れ直した上でアップデートを待つことをおすすめします。

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コメンテータープロフィール

(やまぐち けんた)1979年生まれ。10年間のプログラマー経験を経て、フリーランスのITジャーナリストとして2012年に独立。主な執筆媒体は日経クロステック(xTECH)、ASCII.jpなど。取材を兼ねて欧州方面によく出かけます。

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