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矢萩邦彦

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アルスコンビネーター/知窓学舎塾長/多摩大学大学院客員教授

報告

日本ではアジャイルがうまく回らないという声を聞きます。アジャイル導入が進む各国では、小学生のうちからプロジェクト型の学びに親しんでいるため、社会に出ても柔軟で素早いプロジェクトチームを作りやすいのですが、日本ではそうはいきません。一問一答型の学びや、受験などの目的から逆算する学びだけの環境しか知らない人材がアジャイル的な働き方をするには高いハードルがあります。私は、2018年にアジャイルと教育の相関について、日本の教育では構造的にアジャイル人材が育たないのではないかと所属学会で発表し、教育現場のアジャイル化を提案しましたが、教育改革後の今も根本的には変わっていません。コロナ禍の経験を糧に、よりアジャイルな教育改革が求められます。

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コメンテータープロフィール

矢萩邦彦

アルスコンビネーター/知窓学舎塾長/多摩大学大学院客員教授

1995年より教育・アート・ジャーナリズムの現場でパラレルキャリア×プレイングマネージャとしてのキャリアを積み、1つの専門分野では得にくい視点と技術の越境統合を探究するアルスコンビネーター。2万人を超える直接指導経験を活かし「受験×探究」をコンセプトにした学習塾『知窓学舎』を運営。主宰する『教養の未来研究所』では企業や学校と連携し、これからの時代を豊かに生きるための「リベラルアーツ」と「日常と非日常の再編集」をテーマに、住まい・学校職場環境・サードプレイス・旅のトータルデザインに取り組んでいる。近著『正解のない教室』(朝日新聞出版)◆ご依頼はこちらまで:yahagi@aftermode.com

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