アフターコロナ時代の経営戦略として注目されているのが「ダイバーシティ経営」だ。多様性が発揮されず、同じような考え方を持つ社員だけで組織が構成されると、新しいアイディアの創出やイノベーションが起こりづらくなり、企業業績や生産性にもマイナスの影響が出てくるだろう。ダイバーシティ経営とは年齢、性別、人種、宗教、職歴、趣味嗜好などの多様性を活かして、企業組織における生産性の改善や競争力の強化を目指す戦略だ。実際にダイバーシティ経営を実践している企業では生産性の改善が確認されてもいる。その点、45歳定年制は、年齢の多様性を尊重しない経営戦略であり、中高年層の経験や考え方が経営に活かされなくなることで、かえって企業の生産性や業績に悪影響が出てくるのではないか。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
1971年神奈川県生まれ。95年慶応義塾大学経済学部卒業、同年銀行系シンクタンク入社。99年日本経済研究センター出向、00年シンガポールの東南アジア研究所出向。02年から05年まで生保系シンクタンク経済調査部主任エコノミストを経て、現在はBRICs経済研究所代表。同研究所の活動とあわせて、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」など各種メディアにも出演中。また、雑誌・WEBでの連載や各種の講演も多数行なっている。『図説BRICs経済』(日本経済新聞社)、『増税なしで財政再建するたった一つの方法』(角川書店)、『オトナの経済学』(PHP研究所)、『日本の「地下経済」最新白書』(SB新書)など著作多数。
門倉貴史の最近のコメント
アクセスランキング
- 1
元スーパーアイドル45歳 激変の近影公開でファン衝撃 「怖くて泣いちゃった」「しばらく見ない間に…」「もう愛、しかない」と歓迎も
デイリースポーツ - 2
大谷翔平の愛犬デコピン 国歌斉唱中に真美子夫人と並ぶ姿に日米ファンが感心「翔平に似て礼儀正しい」
スポニチアネックス - 3
新山千春の18歳娘「中学時代クラス中からイジメ受け、転校」親子で涙、高卒後は渡米意向 母は昨年14歳下男性と再婚
デイリースポーツ - 4
なぜ?オリックス・中嶋監督が明かした電撃辞任の理由「どれだけ言っても改善されなかった」チームに見えた変化に納得いかず最後の喝
デイリースポーツ - 5
【凱旋門賞】日本競馬の悲願ならず 坂井瑠星騎手のシンエンペラーは12着
馬トク報知