解説「元局長が10年以上にわたって複数の職員と不倫関係」「元局長らがクーデターを狙っていた」などの副知事証言の音声データが出回り情勢が変わった。百条委はその副知事証言を隠蔽していて信用を失墜した。「斎藤氏のせいで職員2名が自死」がデマと認識され始めた。信用金庫理事長も疑惑を否定。また斎藤氏は1000億円庁舎の建設に反対し子供たちに資金を回す改革派と理解され始めた。いつもは政治に無関心な高校生や大学生が多数、支持に回り街頭演説は空前の人気である。多くの県民が斎藤氏への評価を変えつつある。いまだにアンチの方はネット情報に触れない高齢者、組織票、岩盤保守票、左翼票だけだろう。彼らも口コミや親族の説明で斎藤支持に転じる可能性がある。稲村氏は女性で市長の実績もあり本来、当選確実だった。しかし彼女の出馬も元局長が描いた政権転覆の筋書きにあった可能性がある。県民だけでなく彼女も騙されていたのかもしれない。
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コメンテータープロフィール
専門は戦略と改革。国交省(旧運輸省)、マッキンゼー(パートナー)を経て米ジョージタウン大学研究教授、慶應大学総合政策学部教授を歴任。平和堂、スターフライヤー等の社外取締役・監査役、北九州市及び京都市顧問を兼務。東京都・大阪府市・愛知県の3都府県顧問や新潟市都市政策研究所長を歴任。著書に『改革力』『大阪維新』『行政評価の時代』等。京大法、米プリンストン大学院修士卒。これまで世界119か国を旅した。大学院大学至善館特命教授。オンラインサロン「街の未来、日本の未来」主宰 https://lounge.dmm.com/detail/1745/。1957年大阪市生まれ。
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