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常見陽平

常見陽平認証済み

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千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

報告

提言喝だと言いたくなるが、立ち止まって考えたい。またJALかという話ではあるが、このような問題行動が起こった際には、批判するだけでなく、「なぜ、このようなことが起こるのか?」という視点を持つべきである。「なぜ、それでも、機長たちは、フライト前に飲酒をするのか」という問いに向き合わなくてはならないのだ。 命を預かる仕事である。危険に直面することもある仕事だ。ストレスと常に向き合っている。 空の旅を楽しむ側としては、危険でしょうがない。言語道断の行為である。 一方、JAL批判、機長批判で終わってはいけない。酒を飲むという行為の背景を知りたい。飛行機に関わる人の働き方、心と体の健康を考えなくては根本的解決につながらないだろう。飲酒の取り締まりだけではなく、なぜ飲酒をするのかという背景の理解が必要だ。

コメンテータープロフィール

常見陽平

千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。 リクルート、バンダイ、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。2020年4月より准教授。長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。

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