石破茂首相“103万円の壁”議論「バナナ叩き売ってるわけじゃないんで」 赤字国債での財源には否定的
石破茂首相(67)が28日放送の日本テレビ系情報番組「ウェークアップ!」(土曜前8・00)にリモートで生出演。「年収103万円の壁」引き上げを巡る国民民主党との議論について「バナナ叩き売ってるわけじゃないんで」と話す場面があった。 【写真あり】石破首相 着物姿の佳子夫人との2ショット披露「素敵です」「仲睦まじい」 所得税が生じる「年収103万円の壁」を巡っては、自民、公明両党が国民の3党協議で103万円から123万円への引き上げを提案。だが国民は178万円を主張して譲らず、玉木雄一郎代表が前週の同番組に出演した際にも「(178万円を)目指して頑張る」と発言した。 石破首相はこの話題を振られると「バナナ叩き売ってるわけじゃないんで」とし、「いくらにするんですかってことは、これだけにするとこれだけ減収、税金が減りますと。当たり前の話、控除上げるわけですから。もちろん税収を増やす努力はするんだけどそれでもなお足りないと、じゃあ足りない分はどっから持ってきますか、安易にまた次の時代に借金していいですか、それとも色んなものを節約してそこから出しますか、という2つの議論をしなければならない」と減収を補完する財源について言及した。 「123万円を、いや140万円、あ、もう一声みたいな。それは理屈はつくんですけど、いくらでも。そうなったときに一体いくら税金は減りますか、その部分をどこから出しますか、まさか次の時代に借金送りするんじゃないでしょうねというような話をこれからしなければいかんですね」と続け、赤字国債で賄うことに否定的な見解を披露した。